運を呼び込む力

2006年7月16日 (日) ─

 かつての懐かしい仕事時代のお付き合いの方々に挨拶回り。浪人中はなんせ時間があるものだから、何度か足を運んだ大阪近辺も、現職となっては「空いた時間は地元」ということで、まったく伺えずにいた。

 心苦しく思っていたのだが、この閉会中に地元と並んで大阪でお世話になった皆さんをお訪ねする。

 人生のイロハから教えていただいた親方、かつての会社の同僚や、取引のあった先々の皆さん、さらには二十代の頃から支えてくださった顔なじみの皆さん。初めてバッジを胸につけているところを直接見ていただけた方もいる。

 「立派になったのう!」とか、「活躍しとるがな!」の言葉に思わず恐縮する。

 懐かしい駅前のうどん屋さんは、大将とおかみさんが出てきて「うちのうどんを食べて、こんなに大きくなってくれはった!。」と大喜びしてくださり、少々照れた。

 いろんな繋がりを喜びながら、あらためて見直してみると皆さん本当に立派になられている。会社も大きくなったり、業績も絶好調だとか、中には上場を果たされていたり、とほとんどの出会った方々が成功されている。

 なんとも言えない、感慨にふける。

 もう、20年近く前から知り合いで、そしてずっと私を見てきてくださった社長さんからは、「運を呼び込む力っちゅうのがあんのやが、君にはそれがある思とった。」と言っていただいた。

 エーッ!、そんなん初めて言われました!、と驚いていると、社長は黙ってニコニコして頷いておられる。

 運を呼び込む力。

 そんな不思議な力が私にあるかどうかはわからないが、あきらめないことだと教わってきた。信じることだと教えられてきた。

 第二の故郷(ふるさと)大阪は、変わらずに私を温かく迎え入れてくれる。この国の、いたるところで、やさしく人を包んでくれる街がある。

運を呼び込む力