第869号 参院選「オール奈良」に向けて

2019年1月19日 (土) ─

 新年早々、今年7月の参院選に向けての動きが風雲急を告げています。

◆参院選1人区こそ勝負所
 離合集散が続く野党ですが、16日には、立憲民主党の枝野代表が、今月下旬の通常国会開会の前に、参院選で定員が1人の1人区について、野党系候補者を一本化するための野党5党による党首会談を行いたいという考えを示されました。

 参院選においては、与野党の直接対決の構図となる1人区の勝敗が全体の鍵を握っています。今年改選の議員は、6年前の第2次安倍政権発足直後の参院選選出の議員で、1人区で野党が2勝29敗と大敗したため、全体でも与党の地滑り的勝利へとつながりました。当時は政権転落した民主党への風当たりが強く、野党間の連携も上手くいかなかったため、与党対野党の1対1の構図を作れませんでした。3年前の参院選ではその反省を踏まえ、私も民進党の選挙担当の責任者の一人として調整に奔走し、1人区では野党の連携が機能して、11勝21敗と一定の成果を残せました。

 現在、与党系議員が参院で議席を独占している県は22に上り、1人区の選挙区と重なっています。これらの県の多くは長い安倍政権の下で、地方経済の疲弊や人口減少に悩む現状があります。こうした地方からこそ、政権交代のために野党が反転攻勢していかなければならないと感じています。2007年の参院選では、1人区で野党が23勝6敗と大幅に勝ち越し、安倍総理退陣につながりました。その再来を期して、野党がまとまるため、枝野代表以下野党党首の会談に大いに期待します。

◆オール奈良への第一歩
 1人区であり、与党独占県である奈良でも、野党候補者擁立に向けて、大きな一歩を踏み出しました。昨年来、私は無所属の立場ながら、奈良県野党の政党並びに政治勢力の一員として候補者擁立に取りくみ、数々の候補者候補と調整を行ってきましたが、残念ながら擁立に至ることは出来ませんでした。

 昨秋には結果を出せなかったことを深く反省しつつも、かくなる上は、応援団でもある労働界にも広く候補者擁立をお願いしようと決断し、連合奈良に正式に要請をさせて頂きました。以来、重く受け止めて頂き、協議を重ねながら、2019年連合奈良旗開きの1月8日に、「国民民主党と立憲民主党、社会民主党、無所属がすべて同じスタートラインに立ち、オール奈良が実現するということを大前提として、要請を受け入れる」との結論を出して頂けました。また、それを受け、西田一美連合奈良会長が、「オール奈良であるならば責任ある立場の会長として逃げてはならないと覚悟いたしました」と慎重かつ冷静に宣言され、参院選出馬への意欲を示されました。

 私はかねてより、奈良選挙区でも女性の候補者が必要と考えてきましたが、西田さんの宣言は、女性候補者の擁立に向けて、大きく歯車が動いた瞬間でした。いよいよ、これからが擁立に向けた最終局面です。「オール奈良」を作り、奈良から野党の反転攻勢の旗を掲げるため、全力で取り組んで参ります。(了)

 

森ちゃん日記「奈良スポーツ発信」
 天理大学のラグビー大学選手権準優勝を始め、大学駅伝、全国高校サッカー選手権がかつてない注目を集め、海外メディアからも取材されるなど、東京オリンピックへ向けて国内スポーツ、特に若者が活躍する姿が大きく注目されつつあります。

 県内では、高校などのスポーツ強豪校は数多くあるものの、プロスポーツに目線を当てると奈良クラブ、バンビシャス奈良とまだまだ活躍の場は限られているように感じています。高校卒業後は県外へとより高い技術や指導者を求めて進学する学生が多いという話も伺いました。

 県外の成功例を見ると、埼玉県においてはJ1ホームチームである浦和レッズがもたらす経済波及効果は年間127億円(2006年)ともされています。比較して、奈良にはスポーツを身近に感じる機会があまりにも少ないと言えます。例えば、他府県には小学校区単位や公民館にスポーツ関連施設が併設されている地域もあります。県としては、生涯スポーツ社会の実現を目指し、スポーツ支援センターの創設を含めて、今後10年で各小学校区に1つのスポーツクラブ創設を計画しています。年間3,800万人の観光客、66万人の外国人旅行者が訪れる奈良が盛んな国際交流を活かしたスポーツ振興を発展させ、新しい国際文化観光都市としての第一歩を踏み出す奈良スポーツの発信を応援します。

第869号 参院選「オール奈良」に向けて