第867号 2019年頭所感

2019年1月1日 (火) ─

 新年あけましておめでとうございます。

◆12年に一度
 亥年の今年は、国家的慶事含めて、政治日程が目白押しです。年初からは過去最大規模の100兆円を超える予算の国会審議が始まり、予算成立後の4月7日には奈良県知事選挙、奈良県会議員選挙、お隣の大阪では知事・市長のダブル選、4月21日には県下の首長並びに市町村会議員選挙が行われます。また、5月1日には今上陛下の御退位と新天皇陛下の御即位が行われ10日間の祝日で国内外に我が国の寿ぎを伝えることになります。

 6月の国会会期末には大阪でG20が開催され、その後の7月半ばには参議院選挙が行われます。また、10月1日には消費増税もあり、我が国の政治経済状況が劇的に変化する可能性のある年ではないかと思っています。特に、統一地方選と参院選が重なる年は12年に一度であり、この年には、統一地方選で業界団体はじめとする集票マシンがフル回転の結果、、疲弊し参院選では十分に機能しなくなり与党は苦戦する、とのジンクスがあります。12年前の2007年は当時の野党第一党の民主党が、逆転の夏を掲げて参院選に勝利し、ねじれ国会を現出させました。今年の参院選、果たしてどのような戦況になるのか、私自身、浪人の立場からあらためて大きな転換点となると位置づけ、臨んで参りたいと思っています。

◆野党結集の歩みを止めず
 振り返って昨年の一年間は、無所属の活動を続け、浪人の仲間をまとめ、政治団体「一丸の会」の代表を務めながら、立憲民主党、国民民主党、無所属の会の皆さんに野党が大きな塊となるべく強く働きかけてきたところであります。また、自身は、「自らを見つめ直し自らを産み直す」との意である「再誕」というありがたい仏門の言葉を頂き、それを心に刻み、精進を続けて参りました。

 県内における参院選では、「オール奈良」の旗印を掲げられる候補者の擁立にあと一歩の所までと来ています。奈良が、安倍政権に牽制できる大きな勢力の象徴的てき体制を全国に発することで、奈良モデルとして、政権を担いうる政治勢力の結集の端緒を示して参りたいと思っています。

◆勇往邁進猪突猛進で
 政権維持のために安倍総理は、あらゆることを考えておられると思います。今年のタイトな政治日程を考えれば、憲法改正が俎上に載ってくるとは到底思えません。むしろ、新天皇陛下御即位の慶事の後に、消費増税凍結と北方領土二島先行返還の道筋が明らかになったなどとして、衆参ダブル選挙を打ってくる可能性もまだまだ、捨てきれないと思っています。

 その場合には、野党結集を図って全力で闘わなければなりませんし、またそれが間に合わない場合でも、衆参で勝利を目指して全身全霊で挑む所存です。12年に一度の選挙イヤー、そして波乱の亥年を、年初よりフルスロットルで、向こう見ずな猪突猛進ではなく勇往邁進で、駆け抜けて参ります。そして、来年、生まれ年の子年に、堂々と皆様の前で、政治の中心に立つ姿をお示しして参りたいと思っています。(了)

 

森ちゃん日記「新年を迎えて」
 新年明けましておめでとうございます。昨年も、変わらずに多くの方にお支え頂きながら、事務所として新たな一歩を皆様と共に歩むことのできた一年となりました。そして、こうして新年を迎えられますことを心から感謝申し上げます。

 私にとっても、覚悟と挑戦、そして勝負の年となる2019年。訪れようとしている平成の終わりと新たな次代の幕開けを前に様々な思いが巡ります。

 いまだ野党の分裂状態が続き、混沌とした政治状況の中で、もはや野党の存在意義すら疑問視する声も多く聞かれます。しかし、地方における景気低迷が現実として続く中で、中央政府に対して地方はそれに従うだけの中央集権的な関係と、与党の強権的な政治に象徴される強い者がより豊かになるような社会構造が、日常の暮らしの中にある目の前の課題に対して、政治が本来果たすべき役割を見失っていないかと疑問に感じます。

 様々な次代の変革の中でこそ、与党と野党その対峙する勢力の果たすべきチェック機能と、中央集権と地方分権のあり方が問われているはずです。その中で、次代に対して責任を果たす若い世代、その誰もが活躍できる、一人一人に居場所と出番のある社会づくりをどう作り上げていくか。新しい時代に対して新たな選択をする2019年統一地方選、森田ひろゆき29歳、全力で邁進して参ります。

第867号 2019年頭所感