第1021号 有事の国会対応

2022年2月26日 (土) ─

 22日、令和4年度予算案が衆院で可決、24日にはウクライナ侵攻が始まるなど、連日、国会対応の判断が求められています。

◆充実審議を実現
 予算審議に関しては、昨年末に党国対委員長を拝命して以降、今まで実質的な審議が不十分ではなかったかという課題を踏まえ、ファクトに基づいた徹底審議の方針を掲げ、新たな審議の形を目指しました。結果として、予算審議時間は80時間を超え、これは2012年に下野して以来、2番目の審議時間の長さで、審議日数は19日、集中審議も5回を勝ち取り、中身のある議論を展開できたと自負しています。

 審議がスムーズすぎたのではないかという指摘も頂いていますが、コロナ禍が国民生活を苦しめる中、いたずらな審議の拒否や引き延ばしにより、形式的に争う姿勢を見せるだけでは意味がありません。重要なのは中身の審議であり、その点で新しい国会対応を実現できたと考えています。

◆予算案には明確に反対
 こうした国会対応は、与党に安易に妥協したことを意味しません。政府予算案にはコロナ対応や経済支援で不足する点が多く、審議を通じて、岸田政権が国民の命と暮らしを守ることに本気で向き合っていない事実が明らかになりました。コロナ感染状況も高止まりで、医療の確保、ワクチンの早期接種もままならない状況です。

 党として、このような岸田政権の姿勢と予算案にはとうてい賛同できるものではなく、予算案には明確に反対した上で、コロナ対応の充実などを盛り込んだ組み替え案を提出しました。予算案に賛成した他野党もありましたが、与党とはっきりと対峙するという我々の立場は揺るぎません。

 残念ながら政府案は衆院で可決しましたが、今後は参院での予算審議で引き続き追及するとともに、われわれの政策・予算案を実現するために参院選を見据えた行動に移らねばなりません。予算審議で見えた課題について、4月までには党としての公約をまとめ、国民に提示して参ります。

◆ウクライナ緊急対応
 参院での予算審議が始まった24日には、ロシアによるウクライナ侵攻の一報が飛び込んできました。その時は国会審議中でしたが、政府による緊急的な対応が必要と判断し、国対委員長である私の判断で一時的に審議の中断を申し入れました。

 有事の際は立法府と行政府が協力して対処することが必要です。軍事情勢が流動的なことを踏まえ、形式的な日程に縛られることなく、国会をいったん政治的な休戦状態にすることも含め、柔軟な対応にあたっていくことを考えています。

 もちろん、それは有事の際は国会審議をうやむやにしていいということではありません。現時点でアメリカを始めとしたNATO諸国はウクライナへの派兵を否定しており、世界的な紛争に発展する可能性は低いと考えられますが、今回の事態と安倍政権の成立させた安保法制との関係がどのようになるのか、重要影響事態や存立危機事態の定義と具体的検討も含め、今後の様々な情勢変化も想定して、日本の外交防衛のあり方について徹底的な国会審議を重ねていきます。

 

スタッフ日記 「いつか聞いてみたいうちの家族の物語」

 現在、朝の連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」が放送されています。この物語は、3人のヒロインが昭和から令和にかけての100年を紡いでいく家族の物語。

 昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインが、その時代時代の試練にぶちあたり、ときに世間や流行から取り残されながらも、恋に、仕事に、結婚に、自分らしい生き方を不器用ながらも、それぞれが違うあり方で見いだしていくお話です。

 物語は、3部構成になっていて、1代目ヒロインは大正14年岡山に生まれ、2代目ヒロインの物語は、昭和30年代の大阪から。今は、3代目ヒロインの物語が、昭和40年代の京都からはじまっています。

 3代目ヒロインとほぼ同世代の私は、「そういえば、昔はこんな商店街があったなあ」とか、「そうそう!うちの夕飯もこんな感じだった」「当時こんな歌が流行っていたなあ」など懐かしさを感じながら観ています。

 よく考えてみると、母と祖母もそれぞれのヒロインと同世代です。今まであまり若い頃の話を聞いたことはなく、どのような青春時代を過ごしてきたのかな?想像もできません。もちろんテレビドラマのような出来事があるわけではないし、育った場所や境遇、性格も違います。でも母や祖母がヒロイン達と同じ時代を生きてきたのかと思うと、きっと私の知らない苦労や葛藤があったんだろうなぁ、と感慨深い気持ちになります。

 もう祖母から話は聞けませんが、何かの折に母からはまだ知らないうちの家族の物語を聞いてみようと思っています。(まあちゃん)

第1021号 有事の国会対応