第163特別国会閉会

2005年11月2日 (水) ─

 特別国会が閉会した。通常なら3日ほどの特別会だが42日の長きに渡っての開会で、それなりのドラマが展開されたと思う。

 私にとってはなんと言っても、郵政。前原体制はじめ民主党の将来を位置づける重要な審議であった。敗戦の痛みから立ち上がって、新生したわれわれが新たな対決姿勢を示す大事な場面。とりわけ、原口さんとのコンビで戦った対案作りは、大きな経験となった。

 緊張感と共に一瞬も気の抜くことのできない局面で集中力を欠くことなくやり遂げることの大変さを、ビジネスから離れて初めて政治の場面で知ることができた。

 正直、9月21日から始まって、郵政採決の10月11日までの20日間で、大半のエネルギーを使い果たしてしまった感じでもある。

 もちろん、その後の特別会計改革や障害者自立支援法審議など重要な場面は続いたが、総選挙から続く緊張は、郵政でいったん途切れてしまったかもしれないと、反省している。

 世間的には、83名の小泉チルドレン初登院から始まり小泉シスターズからの猪口大臣誕生で終えた、小泉劇場のロングランだったかもしれない。

 この二日間は会合で、地元には明日戻り。閉会中、しっかりと地元へのご挨拶を、と思っているのだが、訪中や委員会派遣の欧州視察(!)と、11月の半分は海外となってしまいそうだ。

 短い時間もこまめに、回るとするか。

第163特別国会閉会