謹賀新年

2015年1月4日 (日) ─

 昨年の両親の逝去により、世間的には喪中ということで三が日でのご挨拶を控えさせていただきました。あしからず、ご了承いただきますようお願い申し上げます。

 神道での作法においては、100か日の忌明け祓い清めの儀を氏神である添御縣坐神社で執り行っております。故に、問題ないと思いながらも、世間的には「いいのかな?」、と思われる方もおられると存じ、控えさせていただきました。

 よって、四日目の今日より始動。

 新年会を回っているが、この正月は両親のこともあり、静かなお正月。

 義父が逝き長女が東京に行き次女が嫁ぎ、三女と四子の長男が東京の大学に進みそして両親が逝き、と奈良は寂しくなったが正月ということで東京から三人が帰ってきてわが家も8人がそろうと少しは賑やか。とりたてて派手なことをする正月ではないことは言うまでもなく、家でのんびりとする時間をいただいた。

 そんな中、それなりに今年も新たな一年が過ぎていくわけで、いろいろ人生の変化を感じるだろうな、との兆候もちらほら。

 突然、長女が彼氏を連れてきてご挨拶。

 既に次女を嫁がせているのでそれほど慌てるでもないが、長女の彼氏と会ったのは初めてかな?。

 そういえば元旦の正月膳の家族の挨拶の時に、「来年はここにはアタシ、いないからね!」と威勢のいいこと言っていたが本気では聞いていなかったんだけど...。

 四女は大阪の大学が決まり、どうやら奈良に居てくれることが確定。末っ子の五女は高校だから奈良にいるのは間違いないが、「海外に行きたい!」と公言しているので近いうちにいなくなるのだろう。どんどん、奈良の家が寂しくなるが、それも子どもたちが育ってきた証だと受け止めるしかない。

 地方の活性化を訴えている立場としては、若い人たちに地方を魅力的だと感じてもらわなければならないわけで、なかなか難しいなと実感する。

 久しぶりに家族が集まって、年末の選挙の話になるのだが、そこで家族一同、大笑いの話になったのがヒロコによる支持者への電話の話。

 連日、電話をかけまくっているヒロコはとうとう訳が分からなくなってしまい、挙句、「もしもし、私、前の衆議院議員の馬淵澄夫の家内ですが・・・」との繰り返していたのが、やがて、「もしもし、私、衆議院議員馬淵澄夫の前の家内ですが・・・」と話していたそうだ。

 娘が、隣で電話していて、「お母さん、なに言ってんの!?」と言われてハッと気づいたようだが、既に何軒かそれでかけていて、おまけに留守電にまでそれで残していたそうな。

 次女がファミレスで「馬淵さん、再婚やってんなー。」との主婦の会話を聞いたとのことで、こういう話はあっという間に広がるもんだ、と大笑い。

 もちろん、世の中で、再婚が何ら問われるものではない。

 そのことは重々承知の上で、ヒロコのわけのわからん電話で、あっという間にそういう話は拡がるねんなーということを実感。いずれにしても、こんな平和な家族の会話をじっくりと楽しむ正月を迎えられたことに、心から感謝!

謹賀新年