行革特委での長時間質疑

2006年4月6日 (木) ─

 一昨日、理事から「急だけど質疑お願いします」とのことで昨日の質疑となった。

 なかなか党内の政局もあり、質疑者の布陣を整えるのも大変なんだろうな、と理解。結局、90分の持ち時間となった。

 90分あるとそれなりに中身のあることをやれる。

 質疑の組み立ては、3つ。一つ目は、院に提出した201項目に及ぶ質問主意書について。二つ目は特会の課題を改めて整理しながら、個別の登記特別会計を例に挙げての指摘。三つ目は、この登記業務の中での課題となっているオンライン申請の問題点の指摘。

 これらの質疑により、簡素で効率的な政府どころか複雑で非効率な政府の構築を行ってしまっている現状の指摘と、行革推進法がそれらを改める法案としてはあまりに具体が欠けるのではないかという指摘をした。

 本来なら、午後1時からの質疑だったのだが3時半に繰り下がる。自民党国対のおそらくミスなのだろうが、要求大臣の出席が理事会で承認されたにも関わらず実現できないということで、午前中、高山代議士のところで33分間、委員会が中断した。高山代議士が要求していたのは私と同じ法務大臣。結局、法務大臣の時間が確保できる3時半以降に私と高山代議士の残余の質疑となった。

 こんな単純な運びで委員会がもめるなんて、全体に低調と言わざるを得ない。もちろん、これは与野党含めてと、自戒すべきところでもある。

 質疑後、テレビ中継はなかったのでおそらくインターネット中継でごらんいただいたのだと思うが、全国の司法書士さんたちから感想が寄せられた。オンライン申請の全てを否定をするものではないが、盲目的な行政手続きの電子化に対する警鐘は相当程度現場にあることを改めて痛感する。

 もともと選挙に出る直前の私自身の会社での取締役としての担当は「情報システム本部」だった。いわゆるCIOである。だから、「電子化」に対する現場のアレルギーを和らげながら、抵抗を受けながら推進する苦労は、よーくわかっているつもりである。しかしながら電子化推進のシステム担当の側としての視点から見ても、問題あるなーと感じるところがある。

 司法書士さんたちからの声もしっかりと受け止めながら、「ベストプラクティス」をしっかり考えて、河野副大臣がご担当のようだから(担当ってあったんだ!?)いっぺん直接お伺いしたい。

行革特委での長時間質疑