融通無碍(ゆうづうむげ)

2008年6月22日 (日) ─

 ベッド脇のテレビ。8チャンネルで、「報道2001」キャスターの黒岩さんが頭を下げている。

「えー、民主党まぶち議員には出演の返事をいただいておりましたが、いまだ到着されておりません。まことに申し訳ありません!」

ゲーッ!!!、俺、まだベッドの中だよー!寝坊して、番組に穴開けたか!!!やっちまったよ、オイオイオイ。
こりゃ、関係者に大迷惑かけてしまった!...。もう、フジにも党にも地元の皆にも顔向けできないよ。

と、愕然としていると、目が覚めた。

 悪い夢だ。それに外はまだ暗いぞ。

 なんてヤな夢なんだ。あまりにリアルで、もう、恐ろしくて寝れやしない。やっぱり、深夜のトレーニングでからだが反応して熟睡できなかったのかな?これって、からだには相当良くないのかもナ、いまさらながら反省しつつ夜が明けるのを待つ。

 予定よりちょっと早めにフジテレビへ。控え室には、長妻さんと塩崎前官房長官に山内さん。寝坊してトチったのは夢だったんだ、とあらためてホッとする。

 番組はあっという間に終わって、放送終了後出演者としばし歓談。国家公務員制度改革基本法の与野党修正協議によって、不思議と自民党の改革派議員との間にはかすかな連帯感が漂っているような気がする。

 妙な雰囲気、とも言える。

 僕は、ねじれ国会の功罪の功の部分だと思うから、決して悪いとは思わないが、中には与野党馴れ合い、事実上の連立か、などとはやし立てる向きもいることだろう。

 しかし、何やかや言っても自民党の「すり寄ってくる」感は否めない。去年の安部総理のときの姿勢とは天と地ほど違う。あの問答無用の態度と180度変わった今の自民党の姿というのは、長年政権に居てどんな対応もできる「融通無碍(ゆうづうむげ)」の政党の証明でもある。ある意味、大人の政党。

 それに引き換えわが民主党は...「おぼこい」なぁ。こんな芸当はなかなかできんだろう(...やらんでいいけど)。ま、そこが良いとこと言えば良いとこなんだがね。

 お台場を後にして、地元へ。到着後スグに街頭演説にあいさつ回り。

 今晩は、よく眠れそうだ。

融通無碍(ゆうづうむげ)