藤田さんからの電話

2007年1月30日 (火) ─

 イーホームズの藤田東吾氏から電話があった。

 ご無沙汰してます、との挨拶からこのところの一連の問題についての対応についてお話をする。

 藤田さんからも今後どのような国会での対応を行うかを問われたが、大騒ぎになっているアパグループにまつわる耐震偽装の問題も含めて、かねてより「悪もの探し」をするのが国会ではない、という姿勢に変わりはないことをお伝えする。

 国会は立法の場であり、行政の監視の場でもある。再発防止の立法と被害者救済や監督責任の行政の措置を監視するのが役割である。

 一連の問題に対しての私の姿勢は一貫してきたつもりである。藤田さんが釈放されてからは、連絡いただきお会いもしてきた。田村水落の件やアパの件も、事実を明らかにしていくべきだとの役割もお話してきた。

 国会で議論すべきこと、ジャーナリスティックに取り上げること、とは違う。その意味では自身でその時々に判断してきた。

 藤田さんに、「国会で質すべきことについては、やります。」とお伝えした。電話の向こうから「期待しています」との晴れ晴れとした声が、印象的だった。

 人々は、勧善懲悪のようなわかりやすさとか、ドラマ的構図を期待する。しかし、あくまで「事実」を明らかにすることが大事だということをど真ん中にすえて取り組んでいく。

 予算委理事からは、今国会の政治課題についても取り上げるよう指示を受ける。

 政治とカネ、重い課題だ。

藤田さんからの電話