第873号 地方からの野党共闘戦略

2019年2月16日 (土) ─

 1年4か月ぶりに国会に戻り、本会議への出席や取材対応、各党・各代議士へのあいさつ回りなどを行いつつ、国会の風景がどう変わったかを肌で感じ取ろうとする毎日を送っています。

◆国会の風景
 1年以上、国会を離れていた身として、国会の中と外の感覚は全く異なることは承知していましたが、かつての野党の仲間が与党会派入りしたり、野党間で離党、除名が相次ぐなど、あらためてその変化の激しさに驚かざるを得ません。

 また、野党間でも、国民民主党と自由党が合流に向けた政策協議を開始する一方で、立憲民主党は参院第1会派を維持するために、参院だけは社民党と統一会派を組むことを決めるなど、互いがけん制しあう状況が激化しつつあります。一般国民からすると、数合わせの何物でもない姿に映るこのような状況の中で、野党をまとめ上げるのは至難の業であり、容易いことではないと、あらためて認識しています。

◆奈良を野党共闘のモデルに
 私の無所属議員としての当面の役割は、しがらみがなく、面子も張る必要の無い立場で各野党をつなぐことにあると考えていますが、浪人生活を経た今、国会内部の論理のみで共闘、結集を図ろうとしても、それは不可能ではないかとの思いを持っています。共闘の声は国会を離れた地方から上げていくべきであり、そのモデルを各党に提示することが必要です。

 私は、奈良こそが野党共闘のモデルとなると考えています。初登院後、今夏の参議院選挙で奈良選挙区から立候補される予定の、連合奈良会長の西田一美さんと一緒に、野党各党へのあいさつ回りを行いました。立憲民主党では、枝野幸男代表、福山哲郎幹事長にご挨拶し、「最もよい形での候補者選びになった」と評価して頂き、ご支援の約束も頂きました。国民民主党の玉木雄一郎代表と平野博文幹事長とも面談し、こちらも全面的な支持を約束して頂きました。あらゆる野党が共同で支持できる候補を地方から擁立し、与党と1対1の構図を作る。奈良ではこんなにも良い形で、一歩一歩、オール奈良が出来上がりつつあります。地方においては、野党勢力に国会内部で見られるような感情的な対立はなく、見事なまでに連携が取れることが、西田さんの例を見ても可能なのです。理想的な形が奈良で出来上がりつつある今、奈良をロールモデルとして、参院選1人区の戦いに備えなければならないと考えています。

◆地方から政界再編につなげる
 中央の国会議員がすべてを決定し、それを地方に押し付けるというやり方ではなく、地方がまとまり、中央にプレッシャーをかけ、改革を促していく。この戦略は、単に直近の選挙にとどまらず、我が国における中央と地方の関係を国民に問いかけることにもつながると思います。長期的には、中央と地方の関係を争点に、与党をも巻き込んでの政界再編へのうねりへとつながっていく戦略と確信しています。

 

スタッフ日記 「常識」を疑う

 1年4か月前、馬淵澄夫国会事務所は、一時的に閉所となり、私も政策担当秘書を離れましたが、それはあくまで「暫時休憩」に過ぎないといつも馬淵が申していました。

 馬淵は皆様の温かいご支援の下、政治活動を続けることが出来、今回、天命とも言える事態が生じて国会議員に復帰しました。他職に従事していた私にも秘書就任の声がかかり、これも同じく天命であると考え、再び政策担当秘書を務めさせて頂くことを決意しました。国会事務所は秘書2名とボランティアスタッフ1名の体制で再スタートを切っています。

 政策活動の面では、馬淵は民主党・民進党の政党人として、今まで人一倍、党の政策実現に努めてきたと思います。

 その馬淵が無所属の国会議員となった今、何が出来るのか?

 それは、既存の党派の枠組みから解放された、自由な発想で政策を研究し、打ち出していくことだと思います。

 その代表的な例が消費税です。消費税増税は日本の未来にとって必要不可欠だ、という声は、いつの間にか疑うことを許されない「常識」になっています。そうした数々の「常識」を疑い、ゼロベースで調査研究を行い、国民の生活に資する政策のトータルパッケージを提示したいと馬淵は考えています。

 私も今後とも全力でサポートしていきます。引っ越し直後で今はまだガランとした国会事務所ですが、政策資料の山で埋め尽くすべく頑張っていきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。(政策担当秘書 片岡 新)

第873号 地方からの野党共闘戦略