第682号 統一選前半戦を終えて
第18回統一地方選挙の前半戦が終わりました。
4年前は東日本大震災直後とあって選挙自体控えめな雰囲気であり、また私自身、福島第一原発事故担当総理補佐官としての緊急事態対処のため、奈良に戻ることもできませんでした。
結果、現職2人新人1人の落選、新人1人の当選と、議席を1つ減らすことになりました。奈良市選挙区を預かる責任者としても痛恨の極みでした。
今回は昨年の総選挙で5期連続の小選挙区当選を果たした衆議院議員として、雪辱を果たすべく、県会議員選挙では猪奥美里(現職)、田尻匠(前職)の2人の候補の当選を目指して全力で戦いました。また、同時に行われた知事選挙では、3期目の挑戦である荒井正吾候補を民主党として推薦し、党あげての戦いを展開しました。
◆県議会議員選挙
県議選での訴えは、「一切のしがらみを断ち切り、生活に根ざした課題の解決に全力を尽くす議員を選んでいただきたい」の1点でした。
奈良市では11の議席を巡って15人が競い合う大激戦となりましたが、私たち民主党は生活者の立場で、暮らしを守る力になりたい!との想いで舌戦を展開しました。
民主党は、県議会で「公契約条例」の制定により口利き政治の一掃を謳(うた)ってきました。しがらみを断ち切る民主党公認2人の応援を、候補者街宣車に乗って、私も選挙区内くまなく訴えました。また、救急医療体制の整備や、市内平松の県立病院の移転によるケアシステムタウンの街づくり、保育所の整備と併せて保育士確保のための人材バンク設置による「女性の働く場の提供と子育て支援」という車の両輪の政策実現など、暮らしに根ざした課題の解決を両名と共に「民主党らしさ」を前面に打ち出して戦いました。結果は、猪奥美里、11661票、田尻匠8981票で当選を果たし、2議席を確保することができました。
◆県知事選挙
また、知事選では、現職の荒井候補が訴える、奈良の活力を高める市町村連携の推進や、先の県議選でも訴えた救急医療体制の構築や子育て支援、さらには高齢者の皆さんの移動の権利を守る、公共交通条例に基づく新たな公共交通の仕組み作りなど、変革と県全体の一体化が進む奈良の活性化を進める2期8年の荒井県政の継続を荒井候補と共に訴え、皆さんに問いました。そしてその結果、見事に283432票にて再選を果たすことができました。
この結果により、奈良県第1区を預かる衆議院議員として責任を果たせたことに安堵すると共に、来年の参院選、また次回の総選挙に向けて全力でこの奈良を1つにまとめ上げて参ります。
特に、安倍政権は来年の参院選まで国民の審判を問う機会がないのをよいことに、専横的な政権運営をより強硬に進める可能性があり、一つひとつの課題を国民的議論の俎上に載せて、国、地方の仲間と共に力併せて発信して参ります。(了)
スタッフ日記「たくさんの方々に支えられて」
昨年末には衆議院選挙。そしてこの4月には全国で統一地方選挙が行われています。奈良県では県知事選挙と県議会議員選挙が行われています。
まぶち事務所では、ボランティアの皆さんが郵便物の準備やお電話掛け、ポスターの貼り換えなど、お忙しい中時間を作り、お手伝いして下さっています。
また、お電話もたくさん頂きます。党や政策に対する厳しいご意見もありますが、それも民主党や、代議士にがんばってほしいという思いからかけて下さっているんだと思うとありがたく感じます。
思いがけずうれしいお電話もあります。以前、ある女性から「私はまぶちさんの顔も知らないし、お話も聞いたことはないけれど、息子が応援してあげてというので応援します」と。その息子さんは、駅に立ち、ビラを配っているまぶち代議士の姿を見て、「あの人は雨の日も風の日も毎日駅に立っている。だから応援してあげて」と仰ったのだそうです。
また、今まで1度も選挙カーが来たことのない、細い道の我が家の前まで来てくれた、駅で気さくに握手をしてくれた、など伺うと、お顔を知らないたくさんの方々にも応援頂いているのだと知ります。
日々の活動は地道で、すぐに目に見える成果はほとんどありません。それでも変わらずコツコツ続けていれば、大きく声を発しなくても見て下さって応援して下さる人はいる。そして手伝って下さる人がいて、たくさんの方々に支えられている。そんなことを改めて気づかせてくれるのが選挙なのです。
この統一地方選挙もいよいよ投票日です。私達の応援する候補の当選を信じています。(まーちゃん)