第456号 国土交通大臣就任

2010年9月18日 (土) ─

 この度、国土交通大臣並びに内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)を拝命いたしました。国の社会資本整備や公共交通などに責任を持つ、国土交通大臣という大役を担うこととなり、身の引き締まる思いです。

 国土交通行政については、野党時代から耐震偽装問題や道路問題など、予算委員会等で当時の政府の姿勢を厳しく追及して参りましたが、政権交代後は副大臣として、予算編成や、事業評価制度改革などを行い、これまで国土交通行政の改革について半ばライフワークとして取り組んでまいりました。これからは組織のトップとして、さらに主体的に改革に取り組んで参る所存であります。

 我が国を取り巻く状況は非常に厳しいものがあります。デフレが一向に収まらず、円高、株安についても未だ先行きが不透明であり、景気の二番底が危惧されています。また、少子高齢化が進行する一方で国の借金は増え続けています。このような状況下、国の財源の最適配分が今まで以上に求められています。民主党政権は本年度予算で昨年度比約1.3兆円の公共事業費の削減を実現いたしました。政務三役によるガバナンスの成果と言えますが、政権交代から約1年、国民の期待する「政治主導の実現」という初心を忘れないことが肝心です。菅政権が本格始動するにあたり、政治主導による迅速かつ大胆な政策の実行がこれまで以上に求められています。

 これからは真に必要な公共事業を見極める施策をさらに追及して参らねばなりません。そのため例えば道路、鉄道、港湾、空港でばらばらに行ってきた社会資本整備の基本となる需要推計の整合性確保、さらにはこれらの統合推計モデルの検討により、社会資本整備の二重投資を防ぐとともに全国あまねく最適な交通ネットワークを構築する必要があります。

 財源が限られる中、合理的かつ透明性ある手続を踏みながら、社会資本について、優先順位をつけて整備する体制を早急に整えなければなりません。

 地方支分部局の在り方、URなどの関連組織の改革等、国土交通省そのものの改革もまったなしです。また、地方主権との関係では地方に対する交付金の在り方についても結論を出す必要があります。

 他方で国土交通省が所管する社会資本整備或いは公共交通の推進、観光などは日本の成長エンジンを担うことが期待されています。菅政権が標榜する雇用の受け皿にもなるこれら施策を強力に推進する必要もあります。また、経済成長の側面からは不動産ファンドの活性化への仕組みづくりなど、新たな試みも推進して参りたいと考えております。

 副大臣として1年間取り組んできた政策をさらに精査しながら前進させてまいります。他方で、国益の観点から見直すべき点があれば果断に見直して参る所存です。いずれにせよ国家の背骨を百年の計としてしっかりと形作る、このことが菅政権の中での国土交通省の役割だと自認しております。あるべき国土形成に向け、柔軟かつ大胆に政策を構築、遂行してまいります。(了)

 

スタッフ日記「YouTube×ダンス×政治」

 はじめまして。国会事務所でインターン中の大学二年生です。初スタッフ日記執筆にウキウキしています。
唐突ですが、皆さんはインターネットでYouTubeをご覧になりますか?今回はYouTubeにある動画の話をします。その動画は、とある野外フェスティバルの客席で、男性が踊り出すところから始まります。男性は勝手に踊り狂い、他の客は不審そうに眺めているだけです。ところが別の男性客が一緒に踊り始めると、それをきっかけに加わる人が増え、最後は何十人もの人が一緒に楽しくダンスしました。

 純粋に笑える動画ですが、実はこの動画と政治って関係があると思います。このダンスで重要な役割を担うのは誰でしょうか。一番始めに踊っていた男性も、新しいことを始めたリーダー的役割を果たしている点でとても重要です。

 しかし実は、二番目に踊り始めた男性もリーダーと同じくらい重要な役割を果たしています。彼がいなければ他の客はダンスに加わることなく、最初の男性はただの変わり者。ダンスは成り立ちません。政治も同じです。代議士をはじめリーダーが引っ張っていくのも政治です。しかしリーダーに加わって、様々な方面から支えていく人が絶対に必要なのもまた政治です。そうしないと政治は成り立ちません。政治は、テレビで見かけるような人だけで動かしているのではなく、もっと多くの人が関わっていて、そしてきっとこのダンスのように参加者が増えていけば楽しいものではないかなと…ちょっと背伸びして思うのでした。 (にゃんゆか)

第456号 国土交通大臣就任