次への不安

2005年10月20日 (木) ─

 首都圏の選挙区で頑張っている憂国の志が一人、訪ねてこられた。

 今後の候補者選定についてである。

 「選対じゃないからわかんないよー!。」 と断りを入れるのだが、不安な気持ちは痛いほどよくわかる。

 とりあえず、愚痴や気持ちのはけ口としてお聞きする以外にないのだが。

 そういえば、関西での新人候補者一人も今後の不安を口にしていた。

 確かに、今回の惨敗で相当のことは覚悟しなければならないだろうし痛みを伴うのは当然かもしれない。それだけに、今、苦しいときにこそ踏ん張って欲しいと切に願う 。

 よく、耳にするのは活動資金の話である。

 2003年の選挙で勢力拡大して政党助成金が増えたことにより候補者支援が手厚くなった。かつての私達の浪人時に比べれば2倍規模である。それは相当に、候補者の活動支援に寄与したと思う。しかし、一方で「候補者稼業」をやっている者が増えているのではないか、という声も耳にした。「そんなわけないでしょ!」と思ったし、皆一生懸命頑張っていると思う。

 しかし、どうしてもかつてを知る人から見れば、小政党時代と比て、「甘い!」と言われてしまう部分があるのかもしれない。

 かつて、上田清司代議士(現埼玉県知事)から党からの援助や選挙費用なんてない時代を10年以上も戦い抜いてきた苦労話を聞いた。

 そんなことを思えば、今は恵まれているし恵まれすぎているとも言えるのかもしれない。

 「サムライが減った。」とも言われてたっけなぁ...(まぁ、そうそう上田清司先生のような人がいたら怖いが)。

 いずれにせよ、まだ選挙の興奮が残っている部分もあるかもしれないが、落ち着きを取り戻したら、いよいよさまざまな部分での厳しさを実感しなければならない時が来るだろう。

 そんな時にこそ、歯を食いしばって頑張って欲しいし私もできる限りの支援をしたいと思う。

次への不安