東北地方太平洋沖地震

2011年3月11日 (金) ─

 広報の打合せ中、突然の揺れに一同黙り込む。と、かつてないほどの激しい揺れが建物全体を襲う。

 ただ事ではない状況は容易にわかった。

 決算委員会から画面の変わったテレビ中継を見ながら、情報の把握に努めるようスタッフに言い置いてすぐに幹事長室に向かう。官邸には赤色灯を回した総理車列が滑り込んでいく。

 緊急招集として全役員にも連絡が入り幹事長室で緊急役員会。すぐに、党の対策本部が設置され政府官邸との連携を取った党の対応が俎上に挙げられる。

 政府では即座に災害対策本部が設置され菅総理が本部長につかれた。国交省時代、何度もシミュレーションしてきた緊急災害対策が現実のものとなった。防災服を着込んでは官邸を訪れて来たのだが、今回は訓練ではない...。

 そして、テレビに映し出される津波の状況に、息をのむ。

 すべての政治日程と予定していたスケジュールは白紙として、全力を挙げてこの災害対策に取り組まなければならない。

 党のホームページはすぐに緊急災害対策に向けての取り組みに切り替え、義捐金のお願いを掲げた。

 打てる手だてはすべて実行に移していかなければならない。スタッフも泊まり込みの缶詰め状態。

 党の災害対策本部は、明日朝からも開かれる。

東北地方太平洋沖地震