弁論部?

2005年10月25日 (火) ─

 昨日、近畿地方治水大会が橿原市で開かれた。

 治水とは、河川の改修やダムの設置など防災のためのさまざまな事業を意味する。今話題の公共工事のど真ん中に、道路などと並んで称される場合が多い事業の一つでもある。

 とりわけ近年、防災の観点よりもむしろ全総などの「均衡ある国土の発展」の中でその必要性が語られたとして、批判も多い。しかし、一方で台風などの風水害が連続して起こりうるわが国の環境を考えると決して安易に否定することでは済まされない。

 民主党は、コンクリートのダムから緑のダムへと政策を提唱しているが、防災の観点と環境との共生は当然ながら政治家のバランス感覚として失ってはならない問題意識でもある。

 さて、治水事業の大会、各方面(自治体)から「造れ!造れ!」の大合唱の予算獲得決起大会である。

 チト気の利いたこと伝えたいなぁ、あんまりにも「予算獲得!、イエーィ!。」のメッセージはなぁ、と思っていた。そこで土木の技術者だった若かりしころの思い出も加えて、上記のような観点を語った。

 さすがに近畿といえども奈良の南部での開催、国会議員出席者は私と鍵田代議士二人であとは代理ばかりだった。

 挨拶を済ませて、エレベーターで鍵田代議士から「まぶっちゃんと一緒は、かなんなぁ、しゃべんの上手すぎるわぁ。」と格段のお褒めの言葉をいただく。「いやぁ、そんなことないですよー。」とお答えしていると、「学生時代、弁論部やったん?。」と聞かれる。

 いえいえ、トンでもありません。学生時代は、「しゃべるより食べる」の口でありました。

弁論部?