公務員制度と臓器移植

2008年5月22日 (木) ─

 公務員制度審議は昨日、委員以外の出番が設けられた。細野豪志、武正公一、川内博史代議士ら予算委員会常連組まで出張ってきてくれての質疑。しかし、やはりやりにくそう。修正協議が国対を通じてスタートしたと報じられている。修正項目をひっくり返すような議論を審議でやってしまってはいけないとおのずと慎重なもの言いになる。

 そして、今日は参考人質疑に明日また法案審議。加速してきた。マスコミはしきりに今国会成立は困難と書き立てるが、決してそんなことはないという思いで修正協議担当者は臨んでいると思う。

 現場では、そんな国対の努力を無駄にせぬようにかつ言うべきは言うというスタンスで質疑を行わねばならない。

 明日の質疑はどうしようかなぁと考えていると、時間が10分短縮で50分になったよと理事から言われる。了解。今日は、そんなに夜遅くならないレベルで準備できそうだ。

 臓器移植法改正推進議員連盟の設立に走る。台湾の新総統就任式に党を代表して出席していた仲間の留守居役として、議連参加のお願いにまわる。

 国会の不作為についての問題意識は議員皆が共有するものだ。しかし、現行の法案では一向に救済される方が増えない現状を改善していくための実効ある施策は何かと突き詰めて考えていけば、いくつも(A案、B案、C案と並ぶ)の法案のどれがよいか判断するのが難しいなどという意見など単なる先送りの言い訳に過ぎないということがすぐわかるはずだ。

 とにかく、ねじれ国会を機に国会改革を訴えてきた僕らとしては残りの短い会期でも「がんばって動かす」との気概は変わらない。

 今国会、開会前に「国会改革」を院外で訴えて、開会後は冒頭から「道路」で突っ走り、予算通過後は「公務員制度」に特化しながらも「温暖化対策」についてもグリップし、最後に「臓器移植」となった。流れで言うと「国会改革」→「財政改革」→「行政改革」→「環境」→「医療」。

 ということは、今後の流れは医療分野に突っ込んでいくことになるのかなぁ、と予感を感じつつ明日の質疑にない知恵絞る。

公務員制度と臓器移植