偽造・盗難カード対策法案のおざなり審議
2005年7月20日 (水) ─
財務金融委員会で、偽造・盗難カード等の対策法案が議員立法で、与野党それぞれの法案を審議した。
与党案は、われわれ民主党が先行して作成した「無権限取引」に対する補償に関する法案を、追っかけて作ったものであるが全銀協や業界団体の圧力に屈したとしか思えない、中途半端な法案だ。
およそ、議論の土台が違う法案だと思うのだが、それでも与党は「やってやる!」風情の法案審議のとり方だ。
同僚の泉房穂代議士が、熱弁振るう法案質疑でも与党答弁者がまともに答えられない場面が幾度もあった。いやはや、何のために審議時間をとったんだろう。
中塚理事や原口筆頭理事によると、与党は質疑を相当強行に拒否していたようだ。だから、「やれるだけでもありがたいと思え!。」の姿勢アリアリ。
いやはや、ナオザリ審議となるのも無理はない。
金融庁に、今日までの放置の責任を伊藤大臣に問うたが、問題指摘後の後追い作業を羅列する説明に終わる。やる気が見えない、審議といったらない。
私は、泉代議士の後を受けて、わずかな時間だが質疑の機会を得た。
泉代議士が参考人質疑を要求したが、果たしてどうなるのだろう。このまま、うやむや採決は大いにありうる。
いい加減な答弁は、小泉総理以外にも蔓延している。
偽造・盗難カード対策法案のおざなり審議