主役たちのいない舞台

2005年12月8日 (木) ─

 国交委での構造計算書偽装問題についての参考人招致。朝より、総研の内河氏の欠席が伝わる。

 委員部に伝えられた内河氏からの欠席の理由は体調不良。「心臓の血管が詰まった感じがする。」と話されたそうだ。そんなん、わかるんか!?。

 まっ、しゃーない。そして予想通り、姉歯氏の欠席も伝えられる。

 参ったな。せっかく準備していたのに。主役たちのいない舞台になってしまった。

 もちろん、アトラス設計の渡辺氏や日本ERIの鈴木氏にも聞くことはなくはないが、もはや、前回の私の質問によってそこのところは既に明らかになっている部分でもある。

 今回は、やはり総研を中心とする全体構造を明らかにしたいとの思いがあった。

  姉歯と一体の平成設計。平成設計の親会社関係と見られる木村建設。木村建設がグループと称していた総研。そして、総研・内河氏自らが語る、ホテル経営の最大の課題である「構造の問題」を、このような「構造計算書偽装」という結果に導くような事実はなかったのか。

 これらを明らかにしなければ、第二、第三の偽装グループを許すことになってしまいかねない。

 15分で、姉歯氏と平成設計の一体性を確認した上で、総研グループと目される構図の説明を行う。今日来られた参考人は、これらの構図はご存知あるかないかは、わからない。

 しかし、当初の予定であった総研をめぐる構図は説明した。後は、内河氏に証人喚問に応じていただくしかない。

 姉歯氏は、警視庁の任意聴取がなされているという。X(エックス)デーはそう遠くないかもしれない。そうなると、証人喚問の焦点は木村建設や総研となる。ぜひ、国民の前に明らかにして欲しい。

 もちろん、なんら問題ない行為だというのなら、それは国民に安心を付与する証言となる。

 証人喚問に期待する。

主役たちのいない舞台