ゾロゾロ

2005年9月21日 (水) ─

 なんせ、自民党は296議席。そしてわが党は113議席。特別国会の初日の本会議。議場に入るとなんとも肩身の狭い状況が眼前に広がる。

 議場の片隅に追いやられた感じ。

 これが、現実か。

 河野太郎ちゃんの顔を見つけ、挨拶。そういえば、解散の時に「応援に行けないけど。」と言われ、笑って握手した。

 「何とか帰ってこれたよ!。」と声をかけると「圧勝じゃーん!。」との声。イヤー、と照れながらお互いの労をねぎらう。

 しかし、太郎ちゃんはずいぶん議席が後ろへ行ったね、などと思いながら与党席から見渡せば、新人がゾロゾロ。

 80名を超える新人議員の当選だもんな。無理もない。

 一方、民主党もずいぶんとスリムになってしまい、二期目というのにかなり後ろの方になった。これは、単に割り当て議席が細長くなってしまっただけのこと。

 やはり、政治は数だな、と実感する。

 しかし、議長、副議長、そして首班指名選挙での議員点呼。ゾロゾロと、自民党議員が続く。

 いわゆる、力を「可視化」させられた状況。戦意を失わせるには、最も効果的であることは言うまでもない。

 後ろの席になった、細野豪志代議士が「こりゃ、ゲリラ戦でいくしかねぇな!。」とのつぶやきに、ウンウンとうなずく。

 巨大与党に対して、徹底的に現場での一点突破を目指し、大将戦で一撃を狙う。

 闘う民主党の闘い方も、相当に考えねばならない。

 演壇の投票箱に向かう、自民党新人議員の列。

 人垣で固められて、本丸が見えにくくなってしまうのか...。

ゾロゾロ