「良識」による審判
2005年8月5日 (金) ─
奈良の暑い夏(ダブル選挙)も終わり、ホッと一息したいところ。しかし、そうはいかない。またさらに暑い夏が展開しそうだと、永田町村から祭りの準備の声が聞こえてくる。「一息」は唯一、この「日記」をサボってたぐらいか...。
奈良の選挙の結果は、ご存知のとおり藤原新市長が誕生した。民主党は、「支持」、だったのだがまぁまぁ妥当な結果だ。
市会議員選挙は、新人三名が当選。
新顔の顔ぶれを見ると、組織を持たない無党派型の選挙を展開した「若手」ということが共通点として浮かび上がる。
新市長と、議会がこれからどのような政策協議を行なっていくのか、深い議論の中に市民の声がどの程度含まれていくのか、大変興味深い。
民主党の市議会議員は、このたびは「与党」となるのだから、しっかりと行政の監視役を果たして欲しいと思う。
一方、同時に行なわれていた仙台市長選、応援に行った鎌田さゆり候補は、予想以上の大敗。
やはり、有権者の審判は厳しいということだ。
奈良市長選は、税金の不納欠損処理等で議会と対立し、不信任可決となった現職の鍵田市長が敗れ、仙台市長選は、衆院選での選挙違反の連座制適用によって議員辞職となった前衆議院議員の鎌田候補が敗れた。市民は、厳しい目で見ているということの証である。われわれ政治家は、もう少し真剣に、「良識」に委ねるということの本当の意味を考えねばならない。有権者は、シビアに見ているのである。
そして、一方で、自らの政治姿勢に対して、厳しく律していかねばならないとあらためて肝に銘じる。
さぁ、いよいよ来週月曜に郵政民営化法案の参院本会議のようだ。
一発採決で、否決となれば解散。 選挙準備は、着々と、とはいかないまでもやれるようにやっていくしかない。
有権者の「良識」を信じて。
「良識」による審判