「鹿児島プライド」選挙

2014年3月14日 (金) ─

 昨日の党本部臨時常任幹事会で鹿児島2区補選の候補者として、無所属となった打越明司前衆議院議員を推薦決定した。

 一昨日の打越氏からの離党届提出、そして昨日の推薦依頼を受けての決定。これで、鹿児島2区補選は現時点で自民、共産、打越明司の構図となった。

 そもそもこの選挙は、昨年の9月17日東京地検特捜部による徳洲会東京本部の家宅捜査に始まる「第46回総選挙における公職選挙法違反事件」に端を発する。

 その後、徳田毅衆議院議員(当時)の親族並びに徳洲会関係者の逮捕により、徳田氏の連座制適用による失職が濃厚となる中、補選の可能性が高まりその準備に入ってきたところでもある。去る2月28日の本会議における徳田氏の議員辞職の承認によって、来たる4月15日告示、27日投開票の補欠選挙が事実上確定しスタートを切った。

 打越氏は、昨年12月の民主党次期衆院選挙の一次公認内定者となっていたが、本人熟慮の結果、2区におけるカネで議席を買うカネまみれの選挙の悪しき因習を打破し、維新の傑物を輩出してきた鹿児島の誇りを取り戻す、として裸一貫、初心に帰り無所属の出馬を決意した。今回の選挙で、なんとしてでも自民党の議席を奪い、鹿児島2区における民主主義を取り戻す、との決意の下での打越氏の判断を党としても受け入れ、推薦決定し、戦いに臨む。

 一方、安倍政権は早々に、「安倍政権の信任投票」との位置づけをコメントし、消費増税後初のこれまでの政権運営の評価が問われると叫んでいる。

 しかし、これは総選挙ではない。

 何故、この選挙が行われることになったのかを、真剣に考えなければならない。

 また、さらに専横的政権運営が際立つ安倍政権がこの選挙によって信任を得たとして、さらなる強権的政権運営がなされることを許してはならない。

 保守地盤における厳しい選挙であることに変わりはないが、打越氏による「鹿児島プライド」を取り戻す命がけの戦いを、選対委員会としてもあらゆる方面巻き込んでの総がかり体制構築を目指して取り組みたい。

 選対委員長の仕事は、候補者擁立並びに選挙体制構築という選挙本番に至るまでがメインだが、どっぷりと入り込む。

 鹿児島の誇りを取り戻す闘いをサポートする。

「鹿児島プライド」選挙