第1048号 やっと国会が開かれる!

2022年10月1日 (土) ─

 27日、安倍元総理の国葬が挙行されました。

 反対が多数を占める中、国会の関与もなく内閣の独断で強行されたことは、歴史上の汚点になりました。

 私自身は、同じ時代を生きた政治家として、非業の死を遂げられた元総理に対して銃撃事件現場では花を手向け、安倍元総理の家族葬が営まれた芝の増上寺にも参り哀悼の誠を捧げるなど、個人として、弔意を示してまいりました。

 一方、政治的な意図を持ち、かつ、法的根拠もない国葬には、出席を控えさせて頂きました。

◆今国会の最注目、内閣委員会 
 国葬が終わり、3日にはようやく第210臨時国会が召集されます。

 野党の憲法上の召集要求にもかかわらず、追及を逃れるためにのらりくらりとかわし続け、国葬終了を待っての開会となることは、岸田政権のズルさの象徴です。

 遅きに失した臨時国会ですが、私は内閣委員会に所属となりました。

 内閣委員会は何を扱うのか?というと、岸田総理の主導の下に取り組まれている国政上の諸々の重要な施策です。

 その範囲は経済財政政策から少子化対策、デジタル改革、防災、皇室、経済安全保障と多岐にわたり、まさに国政上のホットトピックスを議論する場で、今国会の目玉です。

◆国葬・統一教会の追及
 例えば岸田総理が暴走して決定した国葬も審議テーマではありますが、終わってしまえば報道もされません。

 事後の検証は重要ですし、法制化などの議論は残っておりますが、そもそも、事件の発端となったとされる統一教会問題に、徹底したメスを入れることが大きな課題でもあります。

 従って、国葬問題についてはシンプルに予算と実績との乖離の有無と妥当性、入札の公正性、そして今後のための法制化などが課題だと思っています。

 そして、疑惑が深まるばかりの統一教会問題は、山際大志郎経済財政担当大臣が、私設秘書に統一教会信者を置き、複数の信者が事務所に出入りしていたという報道があります。

 しかもその私設秘書の会社に家賃名目で相場を超えた高額な現金を支払うことで、事実上「税金着服」を行っていたという疑惑も指摘されるなど、政治家の矜恃が問われる状況です。

 こうしたことも、明らかにしていかなければなりません。

◆長い目で見た国家の課題も
 国家の根幹に関わる政策も所管事項です。

 一向に進まない安定的な皇位継承の確保の問題はその一つです。

 与党は保守派に配慮してか、先送りで棚ざらしにしようとしていますが、次世代の皇位継承者が悠仁様お一人だけという状況は変わっていません。

 愛子様が成人され、悠仁様も成人が近づく中、安定的な皇位継承をどうするのかを議論するタイムリミットは迫っています。

 少子化対策も国家的課題です。出生数は昨年過去最少、そして今年はそれをさらに下回ることが確実で、少子化対策の失敗は誰の目にも明らかです。

 単に結婚させれば良い、子どもを産めば良いと若者だけに責任を押し付けるのではなく、社会全体で子どもをどう育てるのか、真剣に議論しなければなりません。

 少子化や子育てを考える上では、シングルマザー(ファーザー)や婚外子、中絶、養子縁組といった、家族観や人生の選択についてのシビアな問題にも踏み込まざるを得ないでしょう。

 タブーを恐れない本質的な議論の準備を、今、進めています。

 

スタッフ日記「奈良クラブJリーグ昇格へ挑戦」

 地元奈良にJリーグクラブが誕生するのでしょうか。

 JFL第23節を終えた時点で3位、残り8試合のうちホームゲームが4試合、9月30日、10月23日、11月5日、11月13日です。

 Jリーグ昇格条件に「ホームゲーム入場者数平均2,000人必要」とあり、現状4試合で14,317人が不足しています!皆さまも会場でJリーグ昇格の瞬間に立ち会ってみませんか?

 私スタッフNは、小学1年から高校3年までサッカー部に所属、小学生の頃は奈良県北部選抜のキャプテンでした。

 久御山高校へ進学、高校サッカー選手権を目指して青春の汗と涙を流しました。元日本代表の乾貴士選手がプレーしていた野洲高校とは何度も対戦したことがあります。2014年ブラジルW杯では現地で日本戦2試合を生で観戦しました。

 サッカー好きスタッフNから「観戦ガイド」をご紹介いたします。

 キックオフの約1時間前に会場へ到着して、ピッチが見やすい席を確保します。お楽しみのフードエリアに向かい美味しい料理とドリンクを楽しみます。ご当地ドリンク「葛もちサイダー」も美味しいです!

 試合前とハーフタイムにはブラスバンドの演奏や、3歳から小学5年生までの可愛らしいチアダンスが雰囲気を盛り上げてくれます。

 いざ試合が始まると、応援団の太鼓と鳴り物が会場に響き渡り、その音に合わせて手を叩き、声を出せばチームとの一体感に包まれます。
 選手全員でパスを繋いで、ボールがゴールネットを揺らす瞬間の、あの感動と興奮はきっと心に残るはずです。会場のロートフィールドでお会いしましょう!!(新人スタッフN)

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