第1000号 1000号を迎えて

2021年9月18日 (土) ─

 「まぶちすみおNEWS」が今週で通算1000号の節目を迎えました。20年以上にわたる政治活動を通じ、落選時も含めて絶えることなく毎週発行を続けてこられましたのも、読者の皆さまのご支援あってのことと感謝しております。

◆第1号のテーマ
 「まぶちすみおの新たなる挑戦」。これは、2000年10月に発行したニュース第1号の表題です。第1号では2000年6月の衆院選落選を受けての再度の挑戦を表明するとともに、当時の森内閣の下での国会審議の停滞と政治の機能停止を指摘し、スピード感を持った政治の必要性を主張しました。
 それから21年が経った今、コロナ禍にもかかわらず、国会は3か月以上も開会されず、有効なコロナ対策の国会審議は行われないまま、政治が機能停止に陥っています。スピード感の欠如は今も変わらぬ政治の最大の課題であり、変えられなかったことに対する自戒の念を込めて、国民の声を迅速に実現する仕組み作りには最優先に取り組まなければならないという思いを強くしています。

◆20年の変化
 20年以上政治の現場にいて近年感じるのは、オープンで自由な議論が制約され、他者に対する寛容性が失われてきていることです。情報を隠し、まともな国会答弁を拒否し、時には公文書を改ざんしてまで権力にしがみつこうとする政権の姿勢、一方で相手を徹底的に誹謗中傷するだけで、建設的な意見を示さない一部の議員の存在は、言論の場としての国会の機能を失わせるものです。
 政党や派閥によって議員が分断され、それぞれを非難するだけで、党派を超えた国益の議論が不十分なことも事実です。政治の現場のみならず、長期の経済低迷、そしてコロナ禍というストレスの中で、自らと異なる考え方を持つ人に対する攻撃など、社会全体でも他者に対する寛容性が失われているのも痛感しています。
 日本は遥か奈良時代から多様な人々がお互いを認め、支え合いながら生きる、おおらかな社会を作ってきました。人それぞれに様々な環境や立場、信じるものがある。それを強く意識し、他者を尊重してオープンな議論を行える自由な国会、ひいては社会を作っていきたいと思います。

◆自ら立つ覚悟で
 第1号での再度の挑戦表明後、2003年に初当選を果たし、当選を重ねて政権与党の一員として国務大臣まで務めさせて頂き、民主党代表選にも2回挑戦致しました。その後は再び野党の一員として巨大与党に対抗できる政治勢力の結集、消費税減税など生活に密着する課題の解決に努めて参りました。
 第1号では、「うやむやではないハッキリとした結論なり方法論なり意見を発信する政治勢力を構築していきます。」との決意を述べています。その思いは全く揺るいでいません。今、いつの日か、自らが政治勢力の先頭に立ってこの国を導きたいという思いを新たにしています。
 私の政治家としての活動が続く限り、まぶちすみおNEWSを発行して参ります。1000号の節目を迎え、レイアウトを変更してみました。内容についてのご意見もどんどん頂ければ幸いです。

 

スタッフ日記「今しかできないこと」

 4月からスタートした大学生生活。半年が経っても、授業のほとんどがオンラインのため、想像以上に自由な時間が多いです。時間を無駄にしないよう、今しかできないことは何か、日々考えながら過ごすようにしています。
 オンライン授業はどこにいても受けられるため、授業の合間に移動して、地方の観光先でオンライン授業を受けれたりと、非常に便利です。10月からは対面授業が再開するので、やっと憧れのキャンパスライフを過ごすことができそうです。
 そして、いまは、馬淵事務所のインターンに参加し、国会議員が普段どんなことをしているか、勉強させてもらっています。
 朝、駅頭に立ってこのまぶちNEWSをお配りする、外回りでは有権者の皆さんから直接ご意見をいただく、想像していた以上に大変なことだらけです。しかし、私にとってどれも貴重な学びです。
 私が生まれる前から、毎週、毎週、発行してきたこの「まぶちNEWS」が記念すべき1000号を迎えました。この瞬間に立ち会うことができ、継続することの大変さを実感しながらも、スタッフ日記書かせてもらうことを大変嬉しく思います。
 また、今年は総選挙があります。政治家にとって“選挙”がどのようなものなのか、肌で感じ、しっかり学びたいと思います。政治は雲の上の存在ではありません。どんな些細なことでも、声を上げて政治へ参加することが大切だと感じています。このまぶちNEWSを1人でも多くの方に見てもらうことで、少しでもわかりやすく政治を伝えることができればと考えています。(たっちゃん)

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