第974号 ワクチン いつ打てるのか?

2021年3月13日 (土) ─

 首都圏では緊急事態宣言が延長され、コロナ感染者数も反転増加の兆しが見られる中、医療従事者への先行接種と並行して、ワクチンの65歳以上の高齢者への接種が4月に開始される予定です。地元の方からも、ワクチン接種に関する質問を多く頂いております。

◆ワクチンの安全性は
 質問で多いのは、やはりワクチンの安全性です。
日本で接種が始まっているファイザー社のmRNAワクチンは、アメリカでの統計的調査によると、比較的安全であるとの説があるようです。ただ、国内の接種状況は、3月10日までで約15万回で、25例のアナフィラキシー(アレルギー)反応の報告がなされているのが現状で、まだ統計的に十分なデータが得られているわけではありません。今は、政治家が特定のバイアス(偏見)を持って安全性の議論に介入すべきではなく、慎重に副反応のデータを集め、公開し、学者の議論に判断をゆだねるほかないと思います。
ただ、もちろん接種は持病や体調を考慮してのご自身のご判断になりますが、個人的には過度にワクチンの副反応を恐れて接種を控える必要はないのではないかと思っています。私自身も、ワクチンの順番が回ってきた場合には接種したいと考えています。

◆接種スケジュールへの疑問
 むしろ、問題はワクチン接種スケジュールです。高齢者は4月になったらすぐに接種できるのか?という質問が私にも多く寄せられていますが、現時点では難しいと言わざるを得ません。
予定では、4月5日の週から都道府県への高齢者接種用ワクチン配送が始まるものの、医療従事者への接種も並行されるため数量は限定され、4月下旬時点でおよそ100万回強分が確保されるにとどまる見通し(3月1日時点)です。しかし全国の高齢者は3600万人に上り、4月に接種できる高齢者はごく一部となることが予想されます。
政府はその後6月末までに3600万人分のワクチン確保を目指すとしていますが、ファイザー社との契約内容は明らかにできないとして、具体的な供給スケジュールは不明のままです。4月下旬までに高齢者向けに用意できるのが100万回強分なのに、その後わずか2か月で3600万人分、各自2回接種するならば倍の7200万回分のワクチンを確保し、実際に打つのは常識的に到底不可能で、6月までに全ての高齢者が2回接種できる状況ではないと考えるべきでしょう。

◆引き続き感染防止が必要
高齢者への接種が思うように進まなければ、基礎疾患を持つ方などへの接種も遅れ、コロナの収束はさらに遠のくことが想定されます。
また、国産ワクチン実用化の目途も立たない中、いくら契約とはいえ、国民の生命と健康に直結する海外ワクチン供給スケジュールを明らかにできないとする政府の姿勢は、あまりにも無責任と言えます。
政府の示す見込みとは裏腹に、スムーズに接種が進まない可能性が高い中、ワクチン早期接種による収束への過度の期待は避け、感染防止を徹底することが当面求められそうです。

 

スタッフ日記 「発酵食品で免疫力UP」

 「発酵食品は、体によい。」とよく聞きます。発酵食品とは、微生物がタンパク質や糖質を分解して生成される食品のことです。発酵食品には、食材の栄養価を高める、栄養をスムーズに吸収させる、免疫細胞を活性化させるなどのうれしい作用がたくさんあるそうです。

 発酵食品には、醤油・味噌・みりん・酢などの調味料。ヨーグルト・チーズ・サワークリームなどの乳製品。甘酒・紅茶・ワイン・ビール・日本酒・焼酎などの飲み物。鰹節・納豆・ぬか漬け・キムチ・ピクルス・アンチョビ・塩辛・ふなずし等があります。

 例えば、味噌や醤油、納豆など大豆の発酵食品には、血管壁に付着した悪玉コレステロールを除去したり、高血圧を予防したりする作用があります。また、味噌は抗酸化力が強いので、老化予防にも有効といわれています。その他にも、麹をつかった発酵調味料などもあります。私も塩麹を使っていますが、お肉は柔らかくなり、塩の味だけでなく発酵によって生まれた旨味や甘みなどがあるため、塩の代わりに使うことで旨味や深いコクが加わり、いつもよりおいしく食べられます。

 先日、お店で米麹を買いました。米麹は蒸した米に麹菌を付着させ、繁殖・発酵されたものです。甘酒や味噌、塩麹の作り方が書かれており、まず塩麹をつくってみました。塩麹は、米麹と塩と水を混ぜあわせ、1日1回かきまぜて、常温で約1週間熟成させれば出来上がりです。

 まだまだコロナ感染に油断できない毎日です。こんな時こそ、腸内環境を整えながら免疫力を高めて予防するのもよいのではないでしょうか?(まぁちゃん)

第974号 ワクチン いつ打てるのか?