第949号 新党「立憲民主党」

2020年9月12日 (土) ─

 10日、野党合併新党の代表と党名を決める投票が行われました。代表選には枝野幸男候補と泉健太候補が出馬し、枝野候補が107票、泉候補が42票、党名については立憲民主党が94票、民主党が54票となりました。新党「立憲民主党」は枝野代表の下、国会議員149名で船出します。

◆見えてきた対立軸
 今回、与野党の党首選挙を通じて、発足が確実な自民党菅政権との対立軸が見えてきたと思います。あるべき社会の形として菅候補は「自助」を第一に掲げています。しかし、コロナ禍、増税と「自助」ではどうすることも出来ない要因で生活に苦しむ人々が続出しているのが現状です。自己責任の名の下にそれもやむなしと考えるのか、それはおかしいと考え抜本的な改革を目指すのかが大きな対立軸です。

 そして菅候補は総裁選の中で、経済と社会保障に関し、消費税を将来的に引き上げざるを得ないという認識を示しました。いわば平成を通じての財政緊縮増税路線の継続です。新「立憲民主党」が打ち出すべきは税制の抜本的改正で、枝野代表も税体系全体の見直しを掲げておられます。衆院総選挙に向けての具体的な政策論としての対立軸も、これで明確になったと思います。

◆過去を踏まえ未来へ
 新党「立憲民主党」には、結局最終的に分裂してしまったかつての民主党・民進党と変わらず、期待できないのではないかとのご意見も頂いております。この声は、私としても真摯に受け止めております。

 各議員が改めて民主党・民進党がバラバラになってしまった反省として、一時メディアに取り上げられるためのスタンドプレイに走ったり、党の方針が気に入らないので党を割って出ていくといった行為は、国民の期待に対する背信行為にあたるということを自覚しなければならないと思います。

 過去を捨て去ることは出来ませんが、教訓にすることは出来ます。民主党・民進党が国民の期待に応えられなかった事実を率直に見つめ直し、代表を全力で支え、決して大きな塊が崩れることがないよう、これからの新党運営が行われるように私も汗をかいていきます。

◆奈良県連も解散
 新党結党に伴い、地元奈良県の国民民主党組織も、一旦は解散します。党本部は衆院解散総選挙が目前の為に解党新党を急ぎましたが、地方組織の場合は県会議員、市町村会議員ら各級議員がおり、今後に向けては丁寧な取り組みが求められます。奈良2区で次期衆院選国民民主党候補となっていた、猪奥美里県議も、新党に参加することを表明されました。

 突如の民進党分裂から3年が経ち、ご支援頂いていた皆さまには大変なご心配をおかけしました。ここ数年の離合集散により、各野党の地方組織が弱体化したことが、国政・地方選挙で与党の連勝を許し続けた大きな原因と認識しております。ようやく与党と対峙するための149人の国政政党が誕生し、地元でも、大きな塊に向けて野党組織が動き出すことになりました。今後、新「立憲民主党」が奈良の皆さまのご支援を得るためには、地域に根を張る地道な活動を継続することしかないと考えています。しっかりと、取り組んで参ります。

 

スタッフ日記 「2020年激動の秋」

 奈良に来て、9年。

 今年一年は、激動の年であると一言につきるかもしれません。まぶち事務所新体制や、繰上げ当選以降の無所属から政党人へ、新型コロナの感染によって日常生活も大きく変わりました。さらに、代議士にとって心身ともに再誕を遂げて、いま一歩ずつ前へと進む中、さまざまな政局を乗り越えた新党を巡る野党の覚悟、来る秋の解散総選挙を前に激動の一年となる終盤戦を覚悟を持って走り抜く思いです。

 2017年秋の総選挙以降、この3年間で政治に問われている課題とは何か。野党に対して何も期待感もないと言われる中、私たちにできる事は何か。

 新党参加を決めた代議士を事務所として全力でバックアップすることは勿論ですが、いま求められていることは、コロナ禍の中において政治が本当に国民の生活や暮らしに耳を傾け行動できるか、という覚悟だと感じています。今日を締めることなく必死でご商売を営む方や、学校のない子どもたちを支える子育て世代、将来に不安を感じ過ごす学生の、その暮らしです。野党がどうまとまるか、離れるか、そこの議論に国民の暮らしを守る事より優先する課題はないはずです。野党が一つになりその受け皿になる、この選択しかないと確信しています。

 奈良へ来て右も左もわからぬまま、とにかく前へ突き進むことだけを考え一つの答えが見えた2017年総選挙。その覚悟を振り返り、まさに初陣のつもりで勇往邁進して参ります。私には、知人も親戚も奈良にいませんでした。皆さまと共に歩んできたこの9年が、全てであり誇りです。どうかいま一度共に歩んでいただきたく心よりお願い申し上げます。(特命係長)

第949号 新党「立憲民主党」