第906号 消費税減税研究会発足!
30日、私と山本太郎氏が呼びかけ人となった「消費税減税研究会」の設立総会が、国会内で開催されました。
◆減税への決意
「消費税減税研究会」は、私の長年の思いがようやく結実した研究会です。私は2011年に消費税増税に反対する立場で、民主党代表選に出馬しました。2012年の増税三党合意の際にも、景気が良くない場合には消費税を上げないとする条件を法案に盛り込ませるために奔走しました。そして、8%増税後の景気悪化に対して、2017年10月に、消費税引き下げの検討論文をホームページで発表し、いち早く5%への引き下げを主張してきました。
10月にとうとう消費税が10%に引き上げられ、庶民の日々の暮らしはますます厳しさを増しています。今夜の晩御飯、月末の支払いなど、生活を守るための行動が今こそ必要だとの決意の下に、同じく消費税減税に覚悟を持って取り組まれている山本太郎れいわ新選組代表と共に、研究会を立ち上げた次第です。
◆幅広い有志が参加
研究会は、国民生活に資する税制のあり方をゼロベースで研究していくという理念を掲げて、党派にこだわらずに、幅広い野党議員に参加を募りました。
結果、設立総会には、現職国会議員23名、元職国会議員14名の計37名が参加し、党派も、立憲民主、国民民主をはじめ、社会保障を立て直す国民会議、れいわ新選組、参院会派碧水会から無所属議員にまで及び、まさに超党派の議員が思いを一つにする研究会となりました。
今まで、減税政策を勉強し提案したいという方も、各党内では少数派のため、大きな声を上げられない事情があったと思います。この会では、有志による闊達な議論で、消費税減税の主張が当たり前に行われるようなうねりを作って行きたいと考えています。
◆目指すは野党の旗印
総会では、私と山本太郎氏が研究会の共同代表に、大西健介衆院議員が事務局長に就任することが了承され、会が動き出しました。今後は、各界から論客を招いて2週間に1回程度のペースで勉強会を開き、年内には中間的なとりまとめを行った上で、年度内に最終的な報告書を作成する方向で進めていきます。
私には、研究会を発足させることにより、野党共同会派に参加している各党の和を乱そうなどという政治的意図は全くありません。純粋に、「消費税減税は不可能」という「常識」を疑い、無から有を生み出す形で、減税の具体的かつ現実的な政策を一から作っていくのが目標です。社会保障と消費税は一体というのは正しいのか、消費税は公平な税というのは本当か、そもそも日本の財政は本当にひっ迫しているのかといった「常識」をゼロベースで検証する作業を行って参ります。
消費税減税にはどのような方策があるのかについては今のところ正解はありません。仲間との議論をベースから擦り合わせながら組み立てていきます。野党結集の旗印とし、どこに行ってもワンボイスで語れる分かりやすい消費税減税政策を皆さまに提示しますので、ご期待ください。
スタッフ日記 「One TEAM ジャパン!」
ラグビーワールドカップにおける日本代表チームの活躍に日本中が興奮しました。
予選リーグでロシア、アイルランド、サモア、スコットランドと戦い4選全勝で史上初の決勝トーナメントへと駒を進め、そして、10月20日には準々決勝で南アフリカとの対戦がありました。南アフリカには、前回のワールドカップで世紀の大番狂わせといわれる逆転勝利を収めています。しかし、前回は予選リーグで3勝を上げながらも、ポイント差によって決勝リーグ進出を逃してしまった苦い経験があります。今回の結果は、決勝戦に駒を進めている南アフリカに敗れはしましたが、日本は当初目標のベスト8進出を果たし、私も含め日本中を熱狂させてくれた1か月半となりました。
テレビの瞬間最高視聴率も50%を超え、「ジャッカル」「オフロードパス」など、ふだんはあまり耳にすることのない用語が飛び交い、特設のスポーツコーナーはラグビー一色となりました。
そしてこの週末には決勝戦が行われ、日本で初めて開催されたラグビーワールドカップが閉会となります。
桜ジャパンお疲れ様でした。数々の感動ありがとうございました。
11月には社会人リーグの開幕、そしてプロリーグの設立も検討されているようです。中継の合間に、小さな子供達がジャパンのユニホームを着てラグビーボールを手に走りまわっている様子をテレビが映し出しています。ラグビー人口の更なる拡大と、いずれこの子供達がワールドカップ決勝戦のグランドを走る姿を思い浮かべながら今大会の決勝戦を観戦しようと思います。(スギ)