第902号 予算委員会に所属

2019年10月5日 (土) ─

 4日に始まった臨時国会において、私は、野党共同会派「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」(立国社)の一員として、予算委員会、国土交通委員会、政治倫理審査会に所属することが決まりました。

◆4年ぶりの予算委員会
 予算委員会は、国の予算のみならず、国政の基本となる政策を議論する場で、委員は、安倍総理と直接対峙する重要な役割を担います。私は、直近では2015年に予算委員を務め、官邸の不適切な経済データの掲載や、原発政策の問題点を安倍総理に質しましたが、それ以来の予算委員となります。

 4年ぶりの予算委員会となりますが、ついに引き上げられた消費税と国民生活の悪化、憲法改正議論の本格化、中東への自衛隊派遣や日米貿易交渉等の外交問題など、重要議題が目白押しです。そして、特に近畿地区の国会議員として、原子力事業、ひいては原子力政策の根幹を揺るがしかねない関西電力役員の金品授受疑惑は、事実解明と事態の構造的な問題点の検証などを、行政監視機能の観点からも明らかにしなければならないと考えています。
 
◆国土交通、政倫審にも所属
 予算委員会の他には、国土交通委員会への所属が決まりました。国土交通省は、統合型リゾート施設(IR)の基本方針案を発表し、地域選定に向けた準備が本格化しています。IRに代表される、日本の有望な成長産業としての観光業のあり方に加え、空港の民営化や、廃線が相次ぐローカル鉄道と地域交通の確保など、質問したい事項は多岐にわたります。元国土交通大臣の経験を生かし、単なる批判にとどまらない、提案を伴う実のある議論を心掛けて参ります。

 さらに、政治倫理審査会にも所属が決まりました。政倫審では、政治家のモラルについて審査が行われます。注目を浴びるための確信犯的な暴言や、秘書への暴行疑惑など、国会議員のモラル低下が指摘される現在、国民の代表としての自覚を持って、議員の不祥事には厳しい姿勢で臨む覚悟です。

◆国民と会派の期待に応える
 私は、「立国社」へはあくまで無所属議員として参加した身であり、いわば会派を構成する各党から見ると、「外様」の立場です。それにもかかわらず、参加と同時に、直接安倍総理と対峙できる予算委員を拝命したことは、会派の私への並々ならぬ期待を感じ、身が引き締まる思いです。

 2日には会派の他の予算委員との打ち合わせにも出席し、今までバラバラに戦ってきた各野党の委員が、心を一丸にして政権と対峙していくことを確認しました。まずは国会共闘を通じて、さらに強固な野党協力態勢を整えて参ります。

 予算委員会は、早くも来週から随時開催される予定です。共同会派が国民の期待に応えられるか否かは、スタートダッシュにかかっていると自覚しています。本格的な国会質疑は、落選前から数えて約2年半ぶりとなりますが、もう一度原点に返って、勘を取り戻しつつ、フルスロットルで臨時国会での論戦に挑みます。

 

スタッフ日記 「食べ放題の奥義」

 10月に入っても真夏日が続くなど、食欲の秋の到来はまだまだですが、今年は夏場に焼肉食べ放題に行く機会が何度かありました。

 思う存分肉を食べることができ、かつ、個別注文とは違って会計も明朗という素晴らしい食べ放題システムですが、制限時間の中で、いわゆる「元を取る」ためには、なかなか戦略的に食事を進めなければいけません。

 例えば、タレにたっぷり浸した焼肉とほかほか白飯は、まさにゴールデンコンビですが、最初から肉をおかずに白飯をかきこむと、30分くらいで限界が来てしまいます。これではマラソンを最初から全力疾走するようなもので、リタイアは免れません。

 長期戦を戦うためには、まず最初は脂身の少ない系統の肉を少しずつ焼いて胃のウォーミングアップを行い、徐々に種類の違う肉を注文しながら、ビビンバなどのご飯ものは後半戦に温存しておくのがお勧めです。

 あくまで、気持ちスロースタートで一定のペースを維持するのが、食べ放題の奥義だと思います。

 戦略的に食事を進め、制限時間があと10分程度に迫れば、仕上げのデザートです。肉で食べ放題本体部分の値段の元を取った上で、デザートで消費税分の元を取るイメージが良いのではないでしょうか。

 良いことづくめの焼肉食べ放題ですが、ついに世間の荒波は焼肉の世界にも押し寄せ、10月1日から、肉を買って家で焼く場合には消費税は8%ですが、焼肉食べ放題は消費税10%になってしまいました。差額2%分の元を取るためには、デザート「もう一品」が必要かも知れません。(アタリ)

  

第902号 予算委員会に所属