持論は変わらず!
まったく、昨日のシビックミーティングでの発言に対するメディアの報道で、大迷惑だ。
繰り返し言う。復興債発行に増税のセットはまったくの誤りだ。理にかなわないこと、この上ない。
そして、そのことは代表選挙を通じて何度も何度も繰り返してきた。もちろん、ここでもさんざん主張してきた。
2011年7月31日 まぶちすみおの不易塾日記 「復興財源に増税は誤り」
2011年8月5日 まぶちすみおの不易塾日記 「特別立法債について」
持論は、まったくもって変わらない。今も、そう考えている。
昨日も、ギリシャ危機について述べ、増税による景気悪化より先だっての金融危機に対する警鐘を発した。増税を行うべき時ではないことは、明らかだと。
しかし、これを主張した代表選挙で僕は敗れた。しかも、完敗だ。最下位だ。僕の主張は完全に退けられた。
そしてこれが、今のこの党の現実だ。
野田内閣発足にあたって、増税のためのシフトが敷かれるのは当然。最初から分かっていたことだ。
そして、僕は代表選挙で主張し敗れたものとしてと同時に与党議員の一員として、どのように発言し行動するかを慎重に考えている、と昨日のシビックミーティングでも述べた。
筋を通せ、離党してまでも反対しろ、などの意見はあるかもしれないが、それは違うと思っている。
民主主義は、意見、主義主張が異なる中で議論を尽くして賛成多数で決すべきものである。選挙で敗れて、少数派となった今こそ、冷静にかつ国民の声をしっかりと反映した節度を持った与党議員としての振る舞いが求められていると思っている。二年間の反省に立って、政権与党としての安定感が求められている、と判断したのは民主党の国会議員のはずだ。
今の増税は絶対反対、を主張して敗れた僕に対する厳しい批判は、選挙に敗れたものとしその力不足を深く反省しながら、いかなるものも正面から受け止める覚悟だ。
しかし、自らの主義主張について、捻じ曲げて伝えようとする力に対しては黙ってはいない。