岡田勉強会

2007年12月7日 (金) ─

 今週は、地元往復3回というかなり厳しい日程。しかし、これも往復の必要があるというありがたい状況に自分が置かれている、とポジティブシンキング。

 新幹線の中も執務室と考えればロスはない、はずなんだがついつい寝てしまう。だって、揺れに弱いんだよー。

 さて、道路特定財源についてはいよいよ党内議論が緊張を増してきた。

 与党の出方も見つつといったところもあるが、党税調は税制の抜本的な見直し、そして党政調は世情を勘案しての税の使い道である政策判断、というわかりやすい仕組みを考えなければならない。しかしそうは言っても使う側は取る側にまで構いに行き、取る側は使われ方まで気にするというのは世の常。なかなか簡単にはいかない。

 そんな中、岡田元代表主催の勉強会。小泉政権における経済財政諮問会議での金利と成長率の話が出る。そういえば、竹中さんの持論でもあったやつ。

 単純に言えば。成長率が金利を上回れば経済は回復・成長するという論理。これについては平成16年に岡田さんが竹中大臣に質問して一蹴された経験があるという話になったのだが、このテーマには僕にもほろ苦い経験がある。

 昨年の通常国会での予算委員会。与謝野経済財政担当大臣相手に、この金利と成長率について質疑した。

 前任の竹中大臣が岡田元代表の質疑に対して語った「歴史的に見て金利のほうが成長率より低い。非常に幅広く世界の専門家の間に共有されている考え方」との答弁論旨について、改めて与謝野大臣に質したのである。

 実は、この竹中大臣の答弁は明らかに間違いがあった。このことは、平成16年12月に大塚参議院議員が質問趣意書でも問うている。そして、中川秀直政調会長の成長戦略でまたしても同じ議論が登場したものだから、財政再建重視派の与謝野大臣に質したのだった。

 しかし、タイミングは悪しくも予算委員会最終日。メール問題でガタガタになった予算委員会でさすがに、わが方は戦意喪失状態に陥っていた。質疑としては今でも高いレベルにあったと自負するが、なんせ与党を追い込む気概はもはや党内には失せていた。

 あのときの予算委員会での質疑は悔やまれる。ある意味、内閣を追い込み立ち往生させる内容でもあったはずなのにとの忸怩たる想いは今も消えない。

 ふと、そんな当時のことが思い出されるテーマに胸がチクリと痛む。岡ピョン(岡田元代表の愛称!勝手に呼んでる!)の勉強会で予算委員会のことを思い出しながら、さて、来年がんばるぞ!と腕まくりの気分になった。

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