in 沖縄
沖縄にいる。
言っとくけど、「てびち」や「ひーじゃ」や「ソーキそば」を食いに来てるのではない。ましてや「泡盛」をかっくらいに来ているわけではない(...バレバレ!?)。
国対から予算委員会での沖縄案件追求について、「さらに現地調査」の命を受け沖縄入りしたのは日曜日。あちこちウロウしながら、2月13日と19日に指摘した沖縄科学技術大学院大学構想の詳細についても関係者に直接ヒアリングを実施する。
朝の8時50分からの沖縄総合事務局ヒアリングから始まり沖縄科学技術大学院大学の候補地となった糸満(いとまん)市、北中城(きたなかぐすく)村、そして恩納(おんな)村の独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構、さらに候補地選定の「検討委員会」の一員であった琉球大学学長を訪ねた。
もちろん、夜は地元のゼネコンや某政治家にキリキリと締め上げられている(と当事者たちが泣いている)業界の心ある方々からの情報提供をいただきながら、さらなる国会での質疑の準備を、後に合流いただいた山口壮(つよし)代議士(次の内閣外交担当)らと詰める。
なーるほど、そういうことだったのかとガテンのいく話を聞きながら、沖縄の実態に触れていく。
オニケンや国対の0(オー)君にも同行してもらっているのだが、皆で「沖縄を食い物にしている構図はドロドロと深い」とあらためて認識しつつまた(少々おびえながらも)闘う気持ちだけは高まる。
三日の滞在だが、「ウーン...これはなかなか簡単には表には出せんな...」、ということを実感しながらも、沖縄の夜は更けていく。
ちゃんと、沖縄のメディア(地元テレビや新聞)には取り上げてもらっているようで連日の様子がさっそく夕方のニュースで流れる。オイオイ、これではさらに調査がしにくくなるやないか!、と一人突っ込みしながらも四の五の言うてられん。
泡盛の「菊の露」のCMに俳優の中尾彬氏が出ているのを沖縄で初めて知り、実は沖縄在住だと聞かされ驚く。
確かに、沖縄は温暖で人も優しく食いものや酒もうまいが、まだまだ本土との差は歴然と残り、県民の不満は高い。
本土からの移住は増えているようだが、真の意味での格差解消に取り組まねばならないと痛感する。大学院大学だけの問題ではないのである。
泡盛「菊の露」に酔いしれているだけではないのである。