締めくくり質疑29分

2009年1月13日 (火) ─

 朝8時20分、党予算委員打合せから緊張感漂う。国対からの指示による予算委、そして財金、総務、国交と続く関連法案審議さらには本会議での取り扱いを聞く。

 今日は、二次補正予算を与党が強行に何が何でも成立させようとしてくる、いわゆる国会用語で言う「躍動日」。

 午前9時からの予定である委員長職権による締めくくり質疑は、冒頭から抗議の荒れ模様。開会が遅れる。

 結局、40分ほどの遅れでスタート。与党質疑の間は、着席せず。

 そして民主党質疑の時間になり川内代議士が質疑者席に座るが、委員長職権での理事会の運びについての抗議からスタートとなる。質疑にはなかなか入らない。これもある意味、大変な役回り。騒然とする中、ようやく質疑に入ったのは川内さんの質疑残り時間十数分というところ。

 そこへ理事補から、時間10分削ってとの依頼。もちろんOK!了解して、備える。

 こういう、いわゆる荷崩れ状態の騒然とした中での質疑というのはやりにくいものだが時間が少なくなった分どうするかを算段する。

 結局、予定の40分が29分になってバトンタッチ。「天下り」についての質疑。

 たぶん予定していた「渡り」まではできないな、と思いながら国会同意人事で不同意となった再就職等監視委員会が総理から委任されている権限を、総理が行使することとなった「天下り推進政令」について質疑を開始する。

 そもそも国会同意人事とはどういう歴史的経緯を経てできた制度かということをひも解きながら国会同意の意義とその重みを憲法論議も交えて質疑を行う。

 短くなった時間で、うまく質疑ができるか!?。国対から僕に与えられた指示はただ一つ。

「止めろ!」

 これはなかなか、難しい。しかし、止められる部分がある質疑にしたつもりなのだが正直、自分でも感じるが「キレが悪い」。疲れか?、と不安がよぎりながらも必死に食らいつく。

 何とか残り5分で、内閣法制局長官の1月8日の暴言である国会の不同意を「外的障害」と二度も言い放って「固めようとした答弁」にたどり着く。

 ここは、役人の手によるこざかしい「政令で法を覆す」という前代未聞の所業を正当化しようとする、「国会の議決」を「外的障害」と答えた法制局長官答弁を撤回させるか、あるいはそれとも正式な政府見解と認めさせるかを確認しなければならない。

 委員長に詰め寄る枝野理事の応援を受け、残念ながら時計こそ止まらなかったが委員会審議は紛糾し、結果最後の最後に内閣法制局長官から「外的障害」発言の「撤回」をさせた。

 とりあえず、「止めろ!」≒(ニアリーイコール)「発言撤回」ということで質疑終了。力不足を、理事の皆さんと関係者にお詫びしながら席に戻る。

 気負いすぎたかな?反省しきり。一応、「情熱自然体」でいったつもりだったが、自分の足らなさにただただ反省。

 次、もっとがんばる。

締めくくり質疑29分