第875号 新たな御代への決意

2019年3月2日 (土) ─

 24日、天皇陛下御在位30周年記念式典が、25日には皇居で宮中茶会がそれぞれ開催され、私も国会議員として参列しました。

◆象徴天皇根付いた平成
 天皇陛下は、御在位30周年記念式典でのおことばで、「天皇として即位して以来今日まで、日々国の安寧と人々の幸せを祈り、象徴としていかにあるべきかを考えつつ過ごしてきました。」と述べられました。

 天皇陛下の30年はまさに、国民との触れ合いを通じて象徴のあり方を模索される中で、象徴天皇としての姿を御自ら形作られてきた歳月だったと思います。そして陛下の30年間のご活動を通じて、象徴天皇が国民により深く根付いていった時代だったとも思います。

 平成もあと約2か月をもって終わり、皇太子殿下が即位され、新たな元号の時代が始まります。皇太子殿下も、天皇陛下の思いを受け継がれ、また、自らのお考えの下に、新たな象徴天皇像を形作っていかれることと思います。まさに時代の節目と言えるこの式典に参列できたことは大変な光栄でした。

◆あたたかな宮中茶会
 式典の翌日の宮中での茶会は、厳かにかつ参列者皆様の寿ぎの祝意に満ち満ちた、あたたかな空気の中で行われました。舞楽が終わり、豊明殿へと移り、天皇皇后両陛下並びに皇族方のお出ましを受け、安倍総理からの祝意が述べられた後、天皇陛下からのおことばを賜りました。そして、大島衆院議長の乾杯の御発声で和やかに、両陛下並びに皇族方との懇談の茶会がスタートしました。

 私はたまたま並んだ最前列で、早々に天皇陛下から直接おことばを賜り、緊張・恐縮しながらも、光栄にも奈良の議員として、3月26日の神武天皇山稜の御親閲の御迎えをさせていただく旨をお伝え申し上げました。陛下からは、にこやかに「奈良ではいつも、皆さんにあたたかくお迎えいただいてうれしく思います」などなど、しばしお話しをさせていただき、多くのお言葉を頂戴しました。

 また、続いて、5月に天皇陛下となられる皇太子殿下からも、同じ昭和35年生まれとして、共通の友人についてのお話など、身に余るおことばを頂戴し、恐縮の至りでした。

◆陛下と殿下に誓う
 天皇陛下が式典で述べられたように、平成は、国民の平和を希求する強い意志に支えられ、幸いにも、近現代においてはじめて戦争を経験しなかった時代ではありましたが、それは決して平坦ではなく、東日本大震災のような自然災害や、人口減少など、多くの予想せぬ困難に直面した時代でもありました。国内のみならず、激変する国際情勢の中での外交関係も、多くの困難に直面しています。それらの困難の解決は、次の天皇陛下の御代での課題であり、国政を担う我々国会議員の責務です。

 平成の御代と、新たな天皇陛下の御代に向けて、あらためて国家国民のために職責を全うし、全身全霊で取り組むことこそ私の使命であるとの決意を強くし、天皇陛下と皇太子殿下に心の中でお誓い申し上げた茶会の一日でした。

 

スタッフ日記 「亥年選挙」

 今年は選挙の年、12年に一度の統一地方選挙と参議院選挙が重なる選挙イヤーです。12年前の亥年選挙では、当時野党の民主党が「逆転の夏」を掲げ参議院選挙に勝利し、与野党逆転ねじれ国会となり、その後の政権交代につながる選挙となりました。

 参議院選挙では、統一地方選挙を全力で戦った議員や支援組織が、選挙疲れで集票の機能を果たさなくなることにより、盛り上がりに欠けて投票率が下がる、といった「亥年現象」が起きるとも言われます。また、日本人のバランス感覚により、その時の政権に対して一定の歯止めをかけようとする流れも出てくるとも言われています。

 奈良県では、4月前半に県知事選、県会議員選挙、後半に市町村長、市町村会議員選挙が予定され、7月には参議院選挙が行われます。

 西田一美さんが、自民党現職に対しオール奈良の体制で出馬の準備をしてくださっています。西田さんは、馬淵と同い年で芯は強いが心優しい女性です。私も政権交代可能な野党結集の第一歩をこの奈良県からとの思いで全力で取り組みたいと思っています。皆様のご支援よろしくお願い申し上げます。

 そしてなんといっても「亥年復活」です。選挙での復活とはならなかったものの、前回総選挙で馬淵に投票いただいた88,082名の皆様の思いをしっかりと受け止め、再び政権交代可能な勢力の結集に向け頑張るとともに,衆参同時選挙もささやかれる中、完全復活に向け日々の取り組みに精進してまいります。

 「亥年には何かが起こる‼」(スギちゃん)

第875号 新たな御代への決意