第799号 新しいスタートに向けて
3日、新しい区割りの下での奈良2区(旧都祁村、大和郡山市、天理市、香芝市、山辺郡、生駒郡、磯城郡、北葛城郡)において、前参議院議員の前川清成氏を民進党の公認候補として擁立することを発表致しました。
◆ともに戦う
前川氏はたくさんの政策立案に携わってきた実績があります。現在、県内に民進党の国会議員は私1人という状況ですが、県連代表として、また、ともに戦ってきた仲間として、今後もしっかりと手を携えて参ります。
この奈良1区も先の区割り変更により、生駒市が編入されることになりました。
県内随一の有権者数を誇る選挙区となりますが、これまで通りお一人おひとりに理念と政策を訴え、ご支持頂けるよう力を尽くします。
◆本質変わらぬ内閣改造
国会では、支持率低迷にあえぐ安倍総理が政権浮揚策として内閣改造を行いました。
しかし、顔ぶれをみると、安全・安定を第一として経験者を再登用するなど、新味に欠ける布陣です。
国民が望んでいるのは、大臣の答弁が安定することではなく、総理自身の誠実かつ丁寧な取り組みです。
大臣の入れ替えだけで国民の支持を得ようとする小手先の対策が理解を得られるとは考えにくく、これでは、一時的に支持率が上がったとしても、下落への大きな流れを変えることは難しいと思われます。
◆解散の可能性は?
改造で思ったような成果が得られず、野党だけではなく、与党からも批判が高まった場合、総理が起死回生を狙って、小池新党結成の動きも含めた野党側の準備が整わないうちに衆院を解散することも考えられます。
解散の主導権が総理にある以上、私たち野党は、あらゆる事態を想定して選挙準備を進めなければならないと考えています。
また、10月22日には、現職議員の逝去に伴い、衆院青森4区、愛媛3区でそれぞれ補欠選挙が行われます。
解散については総理の専権事項ですが、党の選挙対策委員長として、決定しているこの2つの選挙で安倍政権、そして自民党への国民の信を問うべく準備を進めて参ります。
◆代表選に望むこと
選挙に向けては、党が一致結束することが最も重要です。
このたびの蓮舫代表の辞任を受けて、民進党は党員・サポーター投票もまじえた代表選挙を8月21日告示、9月1日投開票で行うことを決定しました。
私は、かねがね申し上げてきたように、民進党は保守から革新まで多様な考えを持った政治家が集まりつつも、最終的には現実的に政権を担える「中道保守」の政党であるべきだと考えています。
危機的な状況にある党の現状を考えると、今回の代表選を単なる「保守」か「革新」かの路線対立に終わらせてはなりません。
いま私たちが対立し、分裂することは、自民党をはじめとした政権与党を利することにしかなりません。
政治のゆがみを正し、国民の手に政治を取り戻すためにも、党の理念や国家観を争点としつつも、最終的には皆がまとまり、与党と対峙できる体制を整えられるよう尽力して参ります。(了)
スタッフ日記「お盆に想う」
8月になりました。皆さんはどのように過ごされていますか?
夫婦ふたり暮らしの私達は、毎年お盆休みはお互いの実家に帰ります。
年に一度のお盆には、先祖や亡くなった人達の精霊が私達の元に帰ってくると言われています。
元々は、旧暦の7月15日を中心に行われる儀式で、お盆の正式名称は、盂蘭盆会(うらぼんえ)と言うそうです。
関西では8月(8月13日から16日)に行いますが、7月(7月13日から16日)に行う地域もあるそうです。
子供のころ毎年お盆とお正月は、父の実家に家族そろって帰っていました。
山の中腹のお墓にお参りに行ったり、お坊さんが来られた時は一緒にお参りしたり、御詠歌をあげたりもしましたが、久しぶりに会ういとこ達とセミやカブトムシを捕りに行ったり、川で泳いだり、夏祭りに行ったり、楽しかったことばかりを思い出します。
父が亡くなってからはお盆に皆で帰ることはなくなってしまいました。
そして、いつの間にか私はあの頃の父よりも年上になってしまいました。結婚して実家を離れてからは、仏壇に手を合わせることも、お墓参りに行くこともずいぶん減ってしまいました。
奈良では、高円山の大文字の送り火や、東大寺の万鐙会、春日大社の中元万燈籠などの行事があります。またこの時期に合わせてなら燈花会(8月3日から14日)も行われています。
今年は、ゆっくりと仏壇の前で手をあわせて、家族とお祭りにいってみるのもいいかなと、思っています。(まーちゃん)