第798号 蓮舫代表辞任を受けて

2017年7月29日 (土) ─

 27日、民進党の蓮舫代表が辞任を表明しました。

◆代表の決断を尊重
 記者会見で蓮舫代表は、25日の両院議員懇談会での声を受けて人事を熟考する中で、「どうすれば遠心力を求心力に変えることができるのか」を考えた場合、「人事ではなくて、私自身をもう一度見つめ直さなければいけない」という思いに至ったと述べました。

 昨年9月に選出されてから、わずか1年弱でこのような結果となったことは非常に残念ですが、党の現状と自らの立場を熟慮した上での決断を尊重したいと考えます。

 私自身も、蓮舫代表の下、党の選挙対策委員長を拝命し、執行部の一員として党運営に関わってきました。力不足で代表を支えきれなかったことには責任を痛感しています。

◆基本理念に立ち返れ
 民進党は先の都議選で敗北を喫しました。

 その原因としては、安倍政権批判に終始した結果、より具体的な改革ビジョンや、民進党自身が目指す方向性を十分に示すことができず、都民ファーストの会や共産党の間に埋没してしまったことがあげられます。

 政党が、その基本姿勢をあいまいにしたままで、目指すべき独自の方向性を示すことができなければ、党勢が低迷するのは明らかです。

 私たちは、「民進党は反対ばかり」という批判を謙虚に受け止め、もう一度骨太の国家観に基づく政策の軸を再強化しなければなりません。

◆批判や反対を越えて
 例えば、近々安倍政権と自民党は改憲案を提示すると予想されています。

 これに対し、我々が示すべきは、単なる批判や反対だけではなく、新しい人権や、地域主権確立の考えを盛り込んだ、全ての人々が支えあう共生社会の構築のための憲法であり、それを掲げた上で、自由と立憲主義をどのように守るのかを国民とともに議論することこそが重要です。

 また、それ以外の政策についても、生活者視点の社会保障改革や、将来的な原発稼働ゼロ・省エネ、再生可能エネルギー導入政策の推進など、共に生き、未来への責任を果たすための政策を強く打ち出すべきだと考えます。

◆民進党が示すべきこと
 安保法制や共謀罪法で明らかになったように、安倍政権は強権的かつ統制的、中央集権的な明治レジームに囚われた国家像を示しています。

 私たち民進党が発信すべきなのは、それとは異なる、我が国の建国以来の伝統を重視し、多様性の中で人々が補い合い共生し、包容同化してきた融和の国家、さらに地域主権を指向する国家観だと考えます。

 そしてそのような国家観の下、健全で良質な保守の担い手となる覚悟が私たちには求められています。

 今後行われる代表選で、こうした立ち位置を明確にした上で、目指す国家の形や、国民のくらしのために私たちに何ができるのか、ということを真正面から議論し、また、新代表のもとでもその理念を真摯に国民に訴え続け、信頼を回復してゆくことでしか党の再生は果たせません。

 私自身も執行部の一員としての反省を踏まえ、民進党が今度こそ受け皿となれるように、党内改革、政策軸のたたき直しに努めて参ります。(了)

 

スタッフ日記「地域住民のコミュニケーション」
 4月から自治会長をしています。先日、就任後初めての大きなイベントである町内一斉清掃活動をしました。

 当日は小学校の校長・教頭先生まで参加いただき、約60名で刈った草や枝を拾い集めました。

 地域の中に、倒産した会社の名義になっている空地があります。実はそこから伸びた葛のツルが隣のご高齢者の家を侵食し、役所も含め誰も手をつけらずに長い間困っていたのですが、今回、そこも有志の皆さんできれいに刈り込むことができました。

 バケツの水をかぶったような汗をかきましたが、大変有意義な時間でした。

 私たちの自治会はいわゆる新興住宅地で、自前の集会所がなく、できる活動も限られているために、地域のみなさんがコミュニケーションをとる機会がなかなかありません。しかし、今回の清掃活動を通じてみんなで声掛け・協力して1つのことを行う大切さを改めて実感しました。

 ところで最近、「認知症サポーター養成講座」というものを知りました。認知症について正しい知識を持ち、患者さんや家族を応援し、誰もが暮らしやすい地域をつくっていくボランティアを育てる自治体・学校・企業を対象とした講座です。

 今まで自治会主催の講座は行っていなかったのですが、地域の繋がりが希薄になっていく中、隣近所ができる範囲で助けをするのは素敵だなと思い、今度、我が自治会で講座を企画することにしました。

 地域住民のコミュニケーションや繋がりの一助となるため、自治会長という役を頑張っていきたいと思います。(お松)

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