第733号 「民進党」旗揚げ

2016年4月2日 (土) ─

 27日、民進党が正式に発足しました。

◆民進党が目指すもの
 民進党は、「国民と共に進む」政党として旗揚げしました。

 我々は「自由」「共生」「未来への責任」の3つを理念として掲げ、「公正・公平・透明なルールのもと、多様な価値観や生き方、人権が尊重される自由な社会」、「誰もが排除されることなく共に支え、支えられる共生社会」、「未来を生きる次世代への責任を果たす社会」、つまり、政府与党とは異なる我が国の未来を示していきます。

 そして、「生活者」「納税者」「消費者」「働く者」の立場に立ち、既得権や癒着の構造と闘う、改革政党を目指します。

◆政策5本の柱
 民進党の政策の柱は、以下の5点です。

①【憲法】
立憲主義を守ります。同時に、象徴天皇制のもと、新しい人権、統治機構改革など時代の変化に対応した未来志向の憲法を国民と共に構想していきます。

②【共生社会】
一人ひとりが個人として尊重され、多様性を認めながら、互いに支え合える共生社会を作ります。そのため、男女共同参画を推進するとともに、地方自治体、学校、NPO、地域社会や個人がそれぞれ十分に連携できるよう努めます。

③【責任ある改革】
行財政改革で税金のムダづかいにストップをかけ、次世代のために国の借金依存体質を変えます。そして、政治家自らが身を切る改革を進め、地方が自立できるよう地域主権改革を行います。また、原発に頼らない社会を目指し、東日本大震災からの復興を早期に実現します。

④【経済成長と格差是正】
市場経済を基本とし、地球環境との調和を図りながら、経済成長も実現させます。市場への新規参入や起業を促す規制改革を行いますが、その過程で生じてしまう格差に対しては、縮小できるよう全力で取り組みます。

⑤【安全保障】
専守防衛を前提に現実主義を貫きます。集団的自衛権を一部認めている現行の安保関連法は廃止を目指しますが、我が国周辺の安全保障環境を直視し、自衛力を着実に整備して国民の生命・財産、領土・領海・領空を守ります。また、日米同盟を深化させ、アジアや太平洋地域との共生を実現します。

◆二大政党を担う覚悟
 看板を替えただけではないか、との厳しいご批判に対しては、掲げた理念や政策を地道に一つひとつ実現に近づけていくことで答えてゆくしかありません。また、組織の一人ひとりが二大政党制を担う覚悟を持ち、国民の声に丁寧に耳を傾けることも重要です。

 かつて民主党は稚拙な党運営により分裂しました。民進党は、この苦い経験をもとに党内ガバナンスを高め、再び国民の信頼取り戻さなければなりません。

 私は、特命副幹事長として、引き続き選挙対策にあたります。まずは目前に迫った衆院補欠選挙が今後の政局の鍵を握ります。

 民進党を二大政党の一翼を担える政党とすべく全力を尽くします。(了)

 

スタッフ日記「道南エリア」
 やきとりとは、鶏肉を一口大に切ったものを、串に数個刺し通し、直火焼きして調理したもの。当然こう思っていました。しかし、北海道の道南エリア出身の特命係長曰く、やきとりは豚肉が常識で、今までずっと「間違っているな。」と思いながら、鶏肉のやきとりを食べていたとのこと。

 いやいや、鶏の調理方法が名前になっているのに、何で豚肉が正しいねん!と思わずツッコミましたが、調べてみるとどうやら本当らしく、北海道の道南エリアでは一般的に「やきとり」は豚肉を指すみたいです。

 道南地区は養豚場も多く、鶏より豚が安価に手に入りやすかったことが一番の理由と言えるようですが、焼いたものを手で取って食べるから、串焼き料理は全部「やきとり」と呼んでいるという強引な説明も見つかりました。

 また、「ねぎま」というと、豚肉とたまねぎという組合せが多いようで、食文化の違いを興味深く感じていました。

 そんな道南エリアである北海道5区では奈良のお隣、京都3区とともに、現在、4月24日投開票の衆議院補欠選挙が予定されております。

 この夏の参院選の前哨戦として、更にこの結果がその後の政局や解散総選挙に直結するとしてこの2つの補選は非常に注目されています。情勢はどちらも大接戦と言われており、全く予断を許しません。

 もちろんいつものように事務所は全力応援で、特命係長はスギさんとともに北海道に常駐し、日々戦っております。

 非常に厳しい戦いですが、最後はやきとりの様に差し込んで勝てますように、どうか応援よろしくお願い致します。(お松)

第733号 「民進党」旗揚げ