第667号 衆議院5期目の決意

2014年12月15日 (月) ─

 14日、衆院選の投開票が行われました。

◆変革の時
 先月21日の衆院解散から3週間余り、党選対委員長としてそして奈良1区の衆議院議員候補者として、寝る間もなく必死に駆け抜けてきた選挙戦でした。

 まず、選対委員長としては、野党がバラバラに候補者を立て与党を利する事態を避けるため、野党間の候補者調整を行う重責を担いました。時間が限られる中、12月2日の公示日直前まで連日深夜に及ぶ交渉により、野党第一党の民主党と第二党の維新の党との間では、当初40〜50あったバッティングを、21にまで減らすことができました。今回の候補者調整については、結果を受けて今後総括の必要があると考えますが、小選挙区制度のもと、野党がつぶし合っていては与党を利するだけという点は明らかであり、限られた時間の中、「与党対野党」という選挙の構図をつくるための最低限の仕事はできたと自負しています。

 一方、自らの選挙については、党本部での選対会議や地方応援もあり、公示5日目の週末からやっと地元に張り付ける状況となりました、今回の奈良1区は自民党本部が野党幹部を落選させるための重点選挙区とし、モノ・カネ・ヒトを集中的に投入しているとも報じられていました。選挙戦では様々な形でのある種の「圧力」がかかり、これまでにない厳しい戦いとなりました。そのような中で今回、改めて奈良1区選出衆議院議員として5期目の議席を与えて頂けたことについては、これまで以上にその意味を重く受け止めています。

◆政治を変えるという約束
 今回の解散総選挙は、表向きは消費税引き上げ先送りが理由とされていましたが、実質は、二閣僚の同時辞任をはじめとする「政治とカネ」の問題が発端でした。富める者から献金を受け、その見返りとしての政治を行う一方で、消費税増税や医療介護費の負担増などの負担を国民に求め、議員定数削減などの政治が身を切る改革は行わないという、こうした政治家自らが身を守り、金にまみれる旧来型の政治を打破し、日本の家族の暮らしを守るための本当の政治を実現することを選挙戦で強く訴えました。

 それは同時に、私が15年前に政治活動を始めた時からの一貫した「政治家としての生き様」を問う戦いでもありました。私は15年間、企業献金を一切受けずに活動してきました。それは企業や一部の富める者ではなく、一人ひとりの国民のや、政治の助けを本当の意味で必要としている人たちに寄り添い、政治を行うためです。

 5期目にあたり、今後は「政治とカネ」の癒着を断ち、議員定数削減などの政治が身を切る改革を行い、しがらみのない立場で国民に寄り添う政治を実現するため、理念を共有する政治勢力を結集させることが必要だと感じています。何があろうとも、今後も私は決してぶれません。私が先頭に立ち、この国の政治を変えていきます。その約束を果たすために、衆議院議員5期目を全力で駆け抜けていきたいと思います。(了)

 

第667号 衆議院5期目の決意