第608号 原発汚染水 質疑に立つ 

2013年10月5日 (土) ─

 経産委で、福島第一原発の汚染水問題に関する閉会中審査が行われ、27日・30日の両日、党を代表して質疑に立ちました。

◆機能しない緊急対策 
 福島第一原発では、1日に25mプール1杯分もの地下水が建屋に流れ込み、汚染水になっています。これを抑える手立てとして、政府・東電は、地下遮水壁をつくり、地下水の流入・流出を抑えようとしていますが、本格的な地下遮水壁の設置には、1年半かかります。それまでの間、地下水の流入を抑えるための緊急対策が必要となります。 

 政府・東電は、緊急対策として「地下水バイパス」(汚染されていない地下水を上流で汲み上げ、建屋を迂回させて海に流す方法)を挙げています。しかし、海への放流には、地元漁協の同意を得ることが条件とされており、施設完成後半年たった今も稼働の見込みはたっていません。さらに、地下水をくみ上げる井戸の近くで、8月にタンクから300tの汚染水漏れが生じ、その後、井戸の水の放射能濃度が上昇しています。質疑では、これらの事実を踏まえ、地下水バイパスが今後稼働できないリスクを想定して代替的な対策を検討すべきと判断を迫りました。具体的には、比較的簡易に施工できる鋼矢板(河川工事等で止水に使う鉄製の板)を建屋山側に多重に打ち込み、地下水を建屋から迂回させる案を提案し、茂木経産大臣から、「しっかりと検討させて頂きたい」との答弁を得ました。

◆「第二遮水壁」を設置すべき 
 抜本対策については、現在検討されている「凍土遮水壁」(地下で土を凍らせ、凍土の壁で止水を行うもの)の課題を検証しました。凍土遮水壁は、採用にあたっての検討過程に曖昧な点が多く、例えば、採用理由とされた遮水能力については、実験等に基づいたものではなく、単に理論上のものに過ぎません。政府が認めているように「多くの技術的課題もある」、「設置が困難となる場合もあり得る」ものです。そのような課題がある以上、リスクに向き合い多重の防御を行う必要があります。質疑では、バックアップ策として、実績のある工法(粘土)での「第二遮水壁」設置を行うことを提案しました。政府の報告書では、今から7 年後に、「粘土による遮水壁へと入れ替えを行うことも検討すべき」とあります。7年後に入れ替えを行うのであれば、工期が約2年かかる粘土遮水壁設置を、凍土遮水壁設置と同時に行い、二重の防御を行うべきです。海洋汚染は、国際社会への影響もあるため、説得力のある多重の対策を行っていくべきと大臣に判断を迫りました。

◆東電支援スキームの見直し 
 以上の対策を取ろうとすると費用負担の問題が生じます。政府は、「技術的難易度が高い」場合に、国費を入れるとしていますが、東電の株主や銀行をはじめとした貸し手責任を問わない状態で、なし崩し的に国費を投入することは、国民負担や公平性の点で問題があります。現在の仕組みは震災からわずか5か月後にできたもので、その後の状況を見て早期に必要な見直しをすることとされています。東電の法的整理の問題も含め、今後避けては通れない課題です。その問題提起をし、質疑を締めくくりました。(了)

 

スタッフ日記「練習場に籠城」 
 8・9月の2ヶ月間、奈良事務所でインターンをしていました。

 もともと愛知出身なのですが、大学に通うために2年半前から奈良に住んでいます。一人暮らしを始めてのんびりする癖がついたせいか、お尻に火がついてかなり追い込まれないと始められない性格に拍車がかかり、レポートやピアノの練習に追われる度に実感しています。 

 ピアノは4歳で始めてから15年以上、今もサークルに入って続けていますが、大抵本番が近付いてきてから曲の完成度の低さに自分で驚き、練習室に籠って弾きこむ、というパターンに陥っています。 
特に去年の定期演奏会は、3週間前にようやく弾き始めるという暴挙に出たため、多いときは1日に5,6時間ほど練習していました。その上、定期演奏会の係としてプログラム作りなどもしなければならず、必死だったのを覚えています。大いに反省して、今年は夏休みの間にきちんと形にしよう、と心に決めていたはずでした。 

 しかし、夏休みが終わった今、11月の学祭と12月の定期演奏会のため4曲ほどの譜読みと練習が待っています。また性懲りもなくインターンをしていることを理由にここまで先延ばしにしてきてしまいました。1曲は友人と連弾することもあり、そろそろ本気にならないと間に合いません。 

 おそらくここから2ヶ月半ほど、練習室にとてもお世話になることでしょう。でも、練習できないほど行っていたインターンに注いだエネルギーを向ければ、本番までになんとかできると信じて頑張ります。(キティ)

第608号 原発汚染水 質疑に立つ