第604号 選挙対策委員長に就任
4日、両院議員総会が開催され、選挙対策委員長に選任されました。
◆選挙対策委員長とは
選挙対策委員長は、衆参国政選挙及び首長・地方選挙対策など、選挙実務全般を仕切る責任者です。選挙対策には、党公認候補者の選定作業も含まれます。政党の役割の1つは、有為な候補者を発掘・公認し、政策を練り上げ、選挙において有権者の皆様に選択肢を提示することです。選対委員長は、政党が有権者に提示する「候補者」と「政策」のうち、前者の候補者選定という重責を担います。
現在の民主党が置かれた厳しい状況の中で、選挙責任者というポジションを引き受けることは、茨(いばら)の道であり、心配する声も頂きました。しかし、2015年の統一地方選や次期衆院選・参院選に向け、どのような人材を地方組織の核となるべき総支部長(次期衆院選の候補予定者)とするかは、党再生のためには極めて重要な作業です。今後のタイムスケジュールを見ても、ここが党再生のための正念場です。私は、これまで幹事長代行として、全国14000㎞を飛び回り、地方の実情をこの目で見てきました。党が置かれた厳しい状況の中で、自分以外にこの役職を全うできる人間はいないとの自負があります。「有事の政治家・馬淵澄夫」として、指名された以上、この仕事を全うしてみせるというのが私の決意です。
◆これからすべきこと
これから取り組むべきは以下の三点です。
まず、次期衆院選の立候補予定者となる総支部長の選定です。まずは前回の衆院選で落選した議員から直接話を聞き、予断無く、勝てる候補者であるかの選定を行います。時として冷徹な判断をしなければならない場面も出てくるかもしれません。そして、総支部長が空席となった選挙区に関しては、公募等を行うことで、新たな人材発掘を行います。これらを極めてタイトな日程のもと丁寧かつ迅速に行う必要があります。
次に、統一地方選に向けた戦略策定です。統一地方選が、2015年の4月であることを考えれば、その1年前には選挙方針と候補者擁立の大筋が決まっていなければなりません。つまり、来年1月の党大会では明確な方針を決めなければならず、残された時間は数か月です。この数か月のうちに、地方組織の声を丁寧に聞きつつ、踏み込むべきところは踏み込んだ方針を策定していきます。
そして、選挙に向けた体制整備や党内の人材活用も重要です。党所属国会議員は4分の1になってしまいましたが、減ったなりにどう人材を活用するかを考える必要があります。国会議員はもちろん、党職員や秘書、そして地方議員の方にも党務に関わる部分でやっていただく、それが「全党一丸」という本来の組織マネジメントにつながると考えます。
◆有事の政治家として
日本の民主主義を機能させるために、非自民の受け皿の存在は不可欠です。しかし、現在の民主党は再生の道半ばです。選対委員長として、民主党を改革政党として生まれ変わらせ、自公政治から漏れた声の受け皿とするべく、有事の政治家として汗をかく覚悟です。(了)
&nsbp;
スタッフ日記「新しい経験を大切に」
8月から奈良事務所でインターンをさせて頂いている大学生です。
私は小さい頃から自分の知らない世界に入っていくことが好きでした。小学生の頃、初めて若草山を訪れた時はワクワクしていました。しかし、そのときは若草山の山麓の辺りまで登るだけで終わってしまいました。
それから、若草山の先はどうなっているのか、ずっと気になっていて、その思いはやがて、奈良全体を知りたいという思いに変わってきました。大学生となった今では、実際に奈良の様々な地域を訪れ、ヒアリング調査などをして、現地の人の暮らしぶりを確かめるなど自分の知らない世界に触れていきたいという思いを少しずつ叶えつつあります。
私が馬淵事務所でインターンを希望したのも、代議士とともに奈良の地域をまわることで、自分の知らない世界を見ることができ、自身の潜在能力を発揮していきたいと思ったからです。
実際に事務所でのインターン活動を通して、地域の方々の意見や悩み、代議士の思いを直接聞き、人とのつながりを作っていくことの大切さが身にしみて分かってきました。対話を通して、コミュニケーションをとっていくことは、政治活動の原点でもあると思います。
残りのインターン期間も、できる限り大勢の方と話し、今までの生き方を伺って、自身の今後の生き方を考えていくきっかけにしていきたいと思います。この夏は馬淵事務所で自分の常識が覆るようないろいろな経験をしていきたいです。(アマヒコ)