第585号 大臣の方針転換答弁 

2013年4月13日 (土) ─

 10日、衆院経産委における一般質疑に立ち、茂木経産大臣に対し、5日に東京電力から公表された福島第一原発の地下貯水槽における放射能汚染水漏れについて論戦を挑みました。

◆危機管理のあり方 
 今回の汚染水漏れにおいてまず問われるべきは、危機管理のあり方です。東電の資料によれば、3月21日の時点で、それまで95%程度であった2号地下貯水槽の水位が、94.6%程度に低下しており、以降、水位の減少傾向が認められます。また、3月20日には、2号地下貯水槽の外側の水から微量の放射能濃度が検出され、4月3日には通常値の100倍の放射能濃度が検出されていました。それにも関わらず、東電が汚染水漏れの可能性があると判断したのは4月5日であり、その時点になって国への報告及び公表がされました。 

 3月20日時点で汚染水漏れの予兆に気づき、対応を行っていれば漏出量は最小限にとどめられた可能性が高く、東電の危機管理や政府の情報収集に問題があったことは明らかです。

◆汚染水保管体制の問題 
 福島第一原発において現在も一日400t発生している放射能汚染水は、地上タンクと7つの地下貯水槽に保管されています。地上タンクの容量は約28万tですが、残り容量は約3万tです。一方、地下貯水槽の容量は約6万tあり、約3万tが残り容量です。すなわち、地下貯水槽は、全体の空き容量の半分を担っています。今回の地下貯水槽の汚染水漏れにより、大容量でタンク不足解消の切り札と考えられていた地下貯水槽に構造的な問題があることが判明したことで、現在の汚染水保管体制は根本的な方針転換を迫られます。 

 汚染水が増え続ける原因は、原子炉建屋へ流入し続ける地下水です。汚染水処理の根本的な解決のためには、地下水の建屋への流入を止める必要があります。総理補佐官時代、私はこの地下水の問題に取り組み、1号機から4号機の四方を地下遮水壁で囲い地下水の流入を止める計画を進めていました。しかし、補佐官退任後、その計画は棚上げされ、現在の計画は、上流から地下水をくみ上げ海へ放流することで建屋への流入量を減らす「地下水バイパス計画」と、海側にのみ地下遮水壁を設ける不十分なものです。

◆大臣の方針転換答弁 
 地下水及び汚染水の問題を国会の場で明らかにし、東電と政府に適切な対応をとらせるため、資料提出要求等、質疑準備のための東電や政府とのやり取りは質疑当日未明まで続きました。徹底的に事実を積み上げ、現在の方針の問題点が明らかになる中で、政府も必死に対応を検討したものと考えられます。質疑時間が半分経過した頃、茂木大臣から「地下貯水槽は使わない」と、地下貯水槽による汚染水保管を今後行わないとの発言がなされました。また、大臣からは、地下水バイパス計画では何ら抜本的解決にならないとの認識も示されました。大臣の方針転換答弁により、私が質疑で意図した提案はほぼ受け入れられました。 

 政権の更なる交代は、互いに与党を経験した政党が切磋琢磨して現状打破を模索するという、意味ある政策監視プロセスが働くことを実感しつつ、徹夜明けの質疑を終えました。(了) 

 

スタッフ日記「「好きだーっ!」」
 2月から2カ月間事務所でインターンをした大学生です。 

 まぶち事務所ではインターン生が主体となって企画立案し、実施する「インターン生企画」というものがあります。今回は「夢を持つ大切さ」をテーマに、サッカー教室と講演会をしました。 

 この企画を通じて子供も大人も夢を持って、それに向かって努力することは大切なんだと改めて感じたのですが、どうやったら夢が持てるのか私なりに考えてみました。 

 私は「好き」という感情を大切にしているつもりで、その「好き」だと思うことが、自分のしたいことで、夢につながるのかなと思っています。しかし、今までそういう「好き」なことに出会えませんでした。「好き」なことはあっても、将来の夢につながらなかったのです。 

 でもこのインターン活動中に出会えた気がします。 

 この2カ月の間、インターン生企画を進める過程がとても印象に残っています。学生4人で企画を練ったり、準備をしたり、とかなり忙しかったのですが、こんな経験をしたことがなかったので、ただ純粋にとても楽しく思えました。2カ月が終わった時には寂しい気分がし、「祭りは準備中が一番楽しい」という言葉がちょっぴりわかった気がしました。 

 こういうことが私は「好き」なのか…!もしかすると、私のしたいことはプロデュース業なのかもしれません。今日から私の夢は、敏腕プロデューサーです!(おさかな)

第585号 大臣の方針転換答弁