第561号 1年半ぶりの党務 

2012年10月6日 (土) ─

 野田代表の再選により、内閣改造はじめ新執行部体制が決まりました。昨年3月26日に党広報委員長を辞し内閣総理大臣補佐官に就いて以来の一年半ぶりの党務である政調会長代理に就くことになりました。新政調会長は細野豪志前環境大臣で、そのもとでマニフェスト作成に当たることになります。

◆マニフェストへの拒否感 
 政権交代以来、民主党がマニフェストに示した事柄の実行・成果について、不十分だとの厳しい指摘をされてきました。そうした中で「マニフェスト」という言葉そのものに拒否感が生まれてきていることは否めません。 

 このような状況でのマニフェスト策定は並大抵のことではありませんが、その取りまとめの責任者となった以上、全力を尽くしていかなければなりません。マニフェストを各方面から指摘されてきたような「政権公約を言い換えたもの」としての位置づけに止めるのでは意味はありません。また、今日までの政権運営の中での「失敗の本質」について私たち自身が真摯に向き合わない限り、信頼の回復などほど遠いことも明らかです。 

 一方で、「マニフェスト選挙はもう終わった」という声には疑問を感じます。政権付託を訴える政党は、何らかの国民との約束を示していかなければならないことは間違いありませんし、政権公約であろうが、基本政策であろうが、マニフェストであろうが、国民に「進むべき方向」を示すのは政党として当然のことです。民主党の政権交代への厳しい批判は真摯に受け止めながらも、マニフェストそのもの、政権公約そのものを否定する言葉をそのまま認めるわけにはいかないと思っています。

◆新たな政権公約とは 
 イギリスで生まれたと言われているマニフェストは、その後も進化を続けています。 

 労働党、保守党の二大政党制における政権交代が繰り返されるイギリスでは現在、議論の中心がマニフェスト達成の是非についてから、あるべき国家の方向性へと移りつつあります。かつて、マニフェストと政権公約の違いと言われた、「期限と目標を数値で明確に示す」ことが政権政党の政策実行を縛ることになり、かえって国政の停滞を招く現実に直面したからです。 

 もはやイギリスのマニフェストでは数値で目標を示すような「工程管理・政策評価型」のものから国家のあり方や文化・哲学を根底に置いた「国家観と理念型」のマニフェストに変化しつつあります。おそらく、次の選挙での各党の政権公約もこうした趨勢を反映していくものと思われます。そのうえで、どの政党が、どういう国民層の代表として政権運営を行おうとしているのかを有権者である国民の皆さんが冷静に判断していくことが求められるのだと思います。 

 日本でも今後、この国の中心となる「中道=中間層」の皆さんの国家感そのものが問われることになるでしょう。私も、中道政治家として、国民の皆さんと共に歩める政権目指して取り組んでまいります。(了)

 

スタッフ日記「そんな形じゃなくても…」
 半年ほど前から、右の上の親知らずが生えてきています。 

 生え初めの頃こそ歯茎が痛痒いような感じがありましたが、日常生活に支障が出るほどの痛みなどはなく、それゆえ放置してきました。 

 ところが、アタマがほとんど姿を現したところで気がかりが1つ、出てきました。

 どうやらその親知らず、馬蹄形、つまりU字型をしているようなのです。気がついてからしばらくは様子見をしていたのですが、もう1つの角が出てくる気配は一向にありません。 

 これは困りました。何しろU字型の角の部分が普通の歯よりも鋭く、また、形が入り組んでいるため、まだ安定していない周囲の歯肉が接触し、腫れているような気がするのです。 

 この事態を打開するためには歯医者に行くことが一番なのですが、実は下の親知らずを抜く際、2回とも「神経に近すぎて怖い」という理由で何軒もの普通の歯医者に抜歯を断られ、「輸血のできる」口腔外科で抜くことになりました。その経緯と「手術同意書」のようなものに署名するだけでも恐ろしさ満載なのに、口の中で大規模なトンネル工事でも行っているような振動もたまりません。しかも、痛みに弱いのか、2~3日後の痛みがつらくて、鎮痛剤を1時間に何度も飲まなければ椅子にもじっとしていられず、仕事も手につかないほどでした。 

 歯医者に行って「抜いたほうがよい」ということになり、また同じような目にあってしまったら…と考えると、思わず足がすくんでしまいます。ただ、選挙のときに痛くなったりするのも問題です。 
せめて今後もう1つの角が出てくるのかどうかだけでも知りたいのですが…。(シズ)

第561号 1年半ぶりの党務