第483号 統一地方選挙
東北地方太平洋沖地震が発生し、約1カ月が経ちました。
◆補佐官就任
3月26日、総理大臣補佐官として「東北地方太平洋沖地震災害及び原子力発電所事故の対応」を担当するよう辞令を受けました。まさに国難とされる震災と国民の不安の大きな要因となっている原発事故の対応という重要な局面、自らの使命と受け止め、全力を尽くす所存です。
◆統一地方選延期法案
この国難のとき、国をあげて東北地方に対してしっかりと支援していくべき時に、選挙をやっている場合ではない。また国会で与野党が協力し復興対策をやりながら、一方では選挙しているというのはあまりよくないとの意見もあり、全国の統一選挙全体を延期すべきだという声もありました。しかし同時に、国民にも選ぶ権利があります。公選法により任期が到来しているものについて、一律に延長し選ぶ権利を制限してしまうことが果たして公正なのか等、多くの意見がありました。衆・参の議論の後、震災被害が大きい岩手、宮城、福島3県を主な延期対象とした特例法案が可決し、選挙事務を適正に行うのが困難な市町村として28の市町村を指定し、31の選挙を延期することになりました。
選挙自体は自粛傾向にありましたが、候補者それぞれが全力で取り組んだ選挙であったと思います。
◆奈良県会議員選挙
統一地方選の奈良県議会議員選挙。民主党より候補者4名が出馬しました今回の選挙と前回の結果は以下の通りです。
今回(H23.4)
1 当 16,464 鍵田 忠兵衛 無元
2 当 13,569 浅川 清仁 み現
3 当 11,957 小林 茂樹 自現
4 当 10,712 畭 真夕美 公現
5 当 10,427 出口 武男 自現
6 当 10,368 大国 正博 公現
7 当 9,956 荻田 義雄 自現
8 当 9,931 猪奥 美里 民新
9 当 9,574 小林 照代 共新
10 当 9,073 新谷 鉱一 自現
11 当 8,577 山村 幸穂 共現
12 8,278 田尻 匠 民現
13 7,274 岩城 明 民現
14 6,884 今西 一憲 無新
15 6,412 柿本 元気 無新
16 4,152 木村 和弘 民新
前回(H19.4)
1 当 14,166 小林 茂樹 自新
2 当 13,506 田尻 匠 民現
3 当 13,021 岩城 明 民現
4 当 12,932 出口 武男 自現
5 当 12,674 大国 正博 公新
6 当 12,079 畭 真夕美 公現
7 当 11,347 田中 美智子 共現
8 当 10,165 荻田 義雄 自新
9 当 9,879 山村 幸穂 共現
10 当 9,298 新谷 紘一 自現
11 当 9,049 浅川 清仁 自現
12 5,459 大坪 宏通 無新
13 5,358 酒井 孝江 無新
14 3,112 畑山 庫一 無新
今回民主党では4名の候補者を擁立いたしましたが、結果は前回を下回る1議席の獲得にとどまりました。田尻氏,岩城氏,木村氏に関しては惜しくも当確線に届かず、惜敗となってしまいましたが、困難な状況の中健闘されたことは総支部にとっても貴重な経験となりました。有権者の皆様の信託を重く受け止め、責任ある政権与党の議員として議席を頂きました1名の県会議員がそれぞれの場においてこれからの4年間精一杯活動を続けていけるよう頑張ってまいります。
この地区の民主党として民主党奈良県第1区総支部の活動をこれまで以上に活発に行っていきたいと考えております。(了)
スタッフ日記「それでも選挙?」
4年に一度行われる統一地方選挙。奈良では前半に知事選と県議選が行われ10日(日)に投票が行われました。
事務所でも選挙戦に向けて、告示前より電話での呼びかけを行っていました。3月11日も同じように、まぶち会の方に電話をしていた時、「あんたそれどころでないわよ、テレビ見て!東北が大変なことになってるわよ!」この電話で、東北地方で大震災が起こった事を知りました。
その日以降は選挙どころではなく、告示日以降も街に出ての選挙活動は行えません。どの陣営もみな自粛ムードで街宣車も走ってなく、本当に選挙中なのかと疑うほどです。できることと言えば投票依頼の電話掛けだけでした。スタッフが連日電話をしていると、事務所に来てくれた支援者の方々が、自分も、私もと、どんどん仲間に加わって下さり、日に日に多くの皆様が事務所に足を運んで電話掛けをしてくれるようになりました。本当に嬉しかったです。どれもこれもこれまで経験したことのない感覚の選挙でした。