崩壊、不在、暴走へ

2008年11月13日 (木) ─

 給付金の話がひどすぎる。もう昨晩から、メディアではタタキまくり。まぁ、仕方がない。これも自業自得。詰めずに、担当部局とも相談なしに発表するからこんなことになる。

 安倍総理のときにジャーナリストの上杉隆さん著の「官邸崩壊」が話題になった。その後安倍総理の辞任によって「官邸崩壊」が現実のものとなる。

 そして福田総理誕生となるが、今度は何も決めずに先送りを続け、挙句の果てに突然の辞任。こちらは実質主(あるじ)のいない「官邸不在」が続いた結果だった。

 この秋、満を持してか知らないが麻生総理の誕生となった。しかしこれはこれで福田総理とは反対に決めるには決めるけどすべて勝手で、さらに実現不可能なことまで言い出して官僚はお手上げ状態。まさに「官邸暴走」。

 「崩壊」→「不在」→「暴走」で体をなしていない。政権交代はもはや時代の流れとなってとどまることはないだろう。

 だとすると、考えるべきは本当に政権与党になったときのことである。言いっぱなしの政策ではダメだ。真摯な言葉を発しなければならない。

 今朝、民主党税調の総会が開かれた。これから年末までに税制調査会として党の税制体系をまとめ上げることになる。しかし、これは即、政権党の税制となることを念頭に置かなければならない。実は、まだまだ議論すべき点と解決しなければならない課題がある。

 税のみならず、他の政策でも同様だ。
 
 そろそろ、予算委員会の準備だけでなく与党の立場になった場合の想定で政策を詰める作業を並行してやらないといけなくなってきた。

崩壊、不在、暴走へ