守れ!、「家族」の暮らし
グランドステージ川崎大師で施工状況の現場確認。自民党の議員も三人来られていた。
施工の太平工業の方々が10名ほど、作業の方が10名ほど来られての現場作業。具体的には、壁や床をはつってコンクリート、鉄筋の位置確認、施工状況を確認する。
既に退去されていた住民の皆さんも集まっての確認作業。
今回は、耐震強度偽装とは直接関わりはないかもしれない、施工上の瑕疵の有無の確認。
施工でも問題ある状況が横行する「建設業界」の根本的な体質が浮き彫りになることによって、住民の皆さんの想いを受け止められれば、と思っている。
もちろん、太平工業だけではないかもしれないが、少なくともこのような施工の問題も含め現在の建設業界が徹底的に膿を出して、「モノ作り」の原点に立ち返ることが求められている。
コンクリートをはつる住居の持ち主の方が、まもなく訪れる今月末の決済日にまたこの住居のローンを支払うのだと思うとたまらない!、と仰っる。
気持ちが痛いほど、伝わる。
今は既に退去しておられるのだが、言い尽くせぬ想いがおありだと思う。微笑みながら語られる奥様の言葉が胸を打つ。
「子どもたちが、親の背中を見てくれていると思います。」
何の過失もない幸せに暮らしていた家族が、路頭に迷うかもしれない局面に立たされる。やりきれない怒りと絶望の日々。それを乗り越えてこうして施工業者とも現場調査を実現する皆さんの努力に敬意を表する。
国会議員として、できることは何か!?。このことを、真剣に考えて取り組んでいきいたい。
決して、あいまいな解決は許されない。「住まい」は、「家族」にとって、もっとも大事な場所なのだから。
子どもにとっての温もりのある「巣」であり、外で働く(闘う)お父さんにとっての「癒し」の場であり、家庭を守るお母さんにとって家族をいつでも暖かく迎える「居場所」である住まい。
政治が、守らなければならない最も重要なものである。
ライブドアにかき消されてしまってはいけない問題である、とお伝えして辞した。
家族の暮らしを守ることは、政治の大事な仕事。初当選の平成15年の奈良での選挙の、メッセージは今も色あ
せない。
「奈良、家族宣言。」
今、「日本、家族宣言!」の時が訪れている。