始業式

2006年9月1日 (金) ─

 今日は、子どもたちは始業式。長い夏休みが明けて、二学期が始まる。

 夏休み中に、楽しい経験、苦い経験、いろいろあったかもしれないが、それもまた人生のひとコマ。きっとイイ思い出になるよ!、などといつも9月1日には駅頭でマイク握って話していた。

 しかし、今日は次女の始業式にヒロコとついて行くことになった。朝の街頭演説は取り止めて、7時半に三人で学校に向かう。

 高校の始業式というのは、久しぶりだ。高校生の時って、どんなだったかなぁ...、などとヒロコと話しながら、次女の通う学校への通学経路を同じように電車に乗り、そして歩く。

 突然の、高校の始業式へのお父さん、お母さんの来校に、学校側も大慌ての様子。連絡もしないで、まずかったかな?、とも思ったが、もう遅い。別に、国会議員の視察じゃなくて、一保護者として来ただけだから、と説明するが先生方からのご挨拶などを受けて、かえって恐縮だ。

 体育館での始業式。校長先生の挨拶に、生徒指導部長の訓話。夏休みの間の高校総体などの結果の表彰。まだまだ蒸し暑い体育館で、生徒の緊張が途切れないように腐心されている先生方に頭が下がる。

 その後は、課題テストと称して夏休みの間の勉強の成果のテストを行う。昔は、こういうのなかったよな。

 廊下からクラスの子どもたちを見ていると、いまどきの高校生の姿がよくわかる。次女も、こうしてみると普通の女子高生の生活を送っているのだな、と妙に納得もする。夏休み中、家族や学校や、ひょっとして恋愛だって関わってるかもしれないさまざまな想いで迷っている娘と、帰りの通学路を一緒に歩きながら、子どもからも学ばせてもらってることを感じる。

 担任の先生には、「私は、何があっても子どもと正面から向き合っていきます。」とだけ、伝えた。

 まだまだ、多感な時期の子どもの心をつかみきれずに、苦しませてしまっている自分の足りなさを、悔いる。

始業式