国民への信頼

2006年12月19日 (火) ─

 多いご意見の中で、たとえば何でまぶちは自民党の造反組復党問題や、本間税調会長の愛人(と報道されている人)との官舎住まいの話や、公的資金注入メガバンクの献金開始ならびに急遽辞退した問題、などまったく触れないのだ!とのお叱りがある。

 はっきり申し上げておくが、他党のことでスキャンダルがらみ(やそれに近いこと)については個人的にはまったく興味がない。自分が一有権者だったとき、当然ながらそのような状況の政党や政治家を自分なりに判断していたので、いちいち他党の政治家が声高に指摘しているのを冷ややかに見ていた記憶がある。

 そ、まず間違いなく国民はわかっている。判断している。そして、明らかに自身の中の混乱を表情に出し、リーダーシップを失っている安倍総理に失望を抱いているのである。それが、支持率に如実に現れている。

 国会議員として国会で質すべきは、政策の問題点や改革を阻む政官業の癒着の構造や関わっている閣僚の規律の問題などである。いずれも国会の使命である「立法」と「行政監視」の重要な機能を果たすものである。

  「国民はわかっている」と私なりに思っているのだが、国民を信じられない人たちは、野党が黙っていると叱責する。

 私は、信じている。

国民への信頼