不測の事態

2013年12月20日 (金) ─

 17日、党の衆議院小選挙区第1次公認内定第2回集約が決定。選対委員長としての最重要業務。

 従って、奈良の年末を飾る歴史ある「おん祭」には参加できず、残念。

 党本部で決定発表と会見、今後の作業などを整理しつつも、昨日には都知事の辞任で来年2月初の都知事選が確定。

 徳洲会事件の捜査で都知事の名が挙がった時点で、選挙は想定されていたが、時期の確定で具体的作業が始まる。早速、国会内で代表・代表代行・幹事長・参院会長の四役会議。選対委員長と都連会長が呼ばれる。状況の説明を行い、党執行部の考え方の整理を行う。

 今回の都知事選もそうだが、任期満了などのあらかじめ予定された選挙以外の、不測の事態による選挙もいくつか想定される。選対事務局で収集された情報を基に、これらに対しても準備や構えを講じる。年末も、水面下で相当な動きとなりそうだ。

 今年は、年初より2か月間、幹事長代理として党再生のための改革創生提言取りまとめを行い、3月からは参院選対策で全国を行脚し、9月からは選対委員長として一次公認作業を行ってきた。つまり2か月間は識者や全国の党員・サポーターからの再生のための意見聴取、10か月間は選挙に関わる全国の地方組織をはじめとする自治体議員や各種団体等の詳細な関係、情勢分析を行い、全国の状況を相当程度うかがい知ることができるようになった。国会議員となって11年目となるが、ここまで党全体の状況を知ることができたのは初めてだ。このことをしっかりと党再生に向けて振り向けていかなければならない。

 マスコミの厳しさは相変わらずだが、昨年末の代表選挙で「敗戦の焼け野原に呆然と立ち尽くす」と称したあの寂寥感は、今は、もう、ない。

 何をすれば良いか、が見えてきた、と思っている。

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