ヘナチョコ「喚問」決定
一昨日の参考人質疑で新たになったことは少なかったかもしれないが、私が行った総研を中心とする「全体像」の話を、マスコミが大きな取り扱いをしてくれた。
全国紙や週刊誌、夕刊紙などの取材とテレビの取材が殺到する。この流れを受けてかどうかはわからないが、与野党の理事懇で証人喚問が決定した。
これまで、与党が積極的でなかった証人喚問が実現するのも、やはりマスコミを含めて国民の「事実を明らかにしろ」との声を国会が感じたからに他ならない。マスコミの報道の勢いに今回は特に正当性を感じた。
証人喚問は、姉歯元建築士、木村建設の木村社長、篠塚支店長、総研の内河所長の4名。
それぞれを、姉歯氏、木村建設、内河氏と三コマに割って2時間ずつの質疑を行うという。
ここで、理事会は紛糾する。 全員を同時に証人喚問すべきだと、わが党の長妻筆頭理事、三日月理事が強く求める。
しかし、与党は応じない。理由は、2時間以上の拘束は、人権上の問題となるとの由。少なくとも、議院証言法にはそのような規定はないはずである。
さらに、長妻筆頭理事がそれでは、1時間30分をそれぞれ個別に証人喚問し、30分を全員に対して行えば良いではないかと提案した。
しかし、これも拒否。
何か、全員が一堂に会して、各氏の発言の矛盾を追求されて答えられたら困ることでもあるのか、与党には?。
さらに、与党からは証人喚問は理事会全会一致の原則だから、個別2時間で三コマに反対するのなら、「民主党の反対によって証人喚問が流れたことになるぞ!。」とプレッシャーをかけられたとの事。
何をかいわんやだ!。与党の弱腰は何かを守ろうとしていると国民から見られても仕方ないぞ。こんなヘナチョコで、真相解明などできるものか!?、と怒ってみても仕方がない。巨大与党の力だ。
ここは、与えられた条件の中で全力を尽くす以外にない。姉歯氏、木村建設、内河氏のそれぞれの質疑の枠で、すべてに質疑させていただけることになった。
真相究明と事実解明を心がけて、質疑に取り組んでいく。