へなちょこ辞任
2007年9月12日 (水) ─
イヤ、ぶっ飛んだ。
突然の安倍総理の辞意表明。
それも代表質問本会議の直前。本会議の10分前に開会を遅らせて欲しいとの与党からの申し入れありと代議士会に伝えられた。皆、口々に「何だ、何だ」と言いながら控え室に入っていったところに辞意表明の一報が飛び込む。
騒然となりながらも、あまりの無責任さに唖然。一同言葉を失う。テレビには自民党の代議士会の部屋の模様が映し出され、ここでも茫然自失の表情の代議士たちが。
国会は、大混乱に陥った。
そして、2時からの総理の辞任の記者会見。辞職決意の直接の理由に、本日小沢党首との党首会談を断られたことを上げられるにつけ、ここまで自らの不明とその指導力のなさを国民にお詫びすらしない姿勢に驚く。
この辞任は「へなちょこ辞任」以外のなにものでもない。燃料補給が必要だったのは、ほかならぬ安倍総理自身であった。
来週の予算委員会の質疑を命じられていたが、これも幻と消えた。政治空白は、過去の会期中の辞任の例を見ても細川内閣で最短の17日、長ければ森内閣の46日というのがある。
いずれにしても、最も不利益をこうむるのは国民である。
もはや解散総選挙しかないのだが、やらんだろうな...。
へなちょこ辞任