若き起業家の集う鹿児島から混乱の国会へ

2007年6月20日 (水) ─

 月曜日は朝立ちとスタッフミーティングを終えて大阪伊丹空港に走り空路で鹿児島へ。

 鹿児島の知り合いの会社社長のところへご挨拶と会社訪問。また、鹿児島で頑張っている若手経営者の皆さんとの懇親の場も設けていただいた。

 生まれて初めて訪れる鹿児島。ここのところ、たびたび伺った福岡、熊本や沖縄地方は非常に親しみを感じていたのだが実は鹿児島はたずねたことがなかった。空港から市内に向かい、途中活火山である桜島を岸壁から眺めながらその雄大な姿に「これ見ながら育てば、人間大きくなるわな」と頷く。

 そして、その桜島を真正面に見据える場所にある会社へ。

 新興企業の社員さんたちは皆、若い。社長が若いのだから当然かもしれないが、若さによる熱気があふれている。地方都市から起業、創業が相次ぎやがて中央へと移って行く、というのを何度も目にしたが東京へ進出しても鹿児島は離れたくないと語る若き社長。まさに地域活性化の源泉がここにある。

 声かけで、仲間の起業家の皆さんに集まっていただき懇談会。中央の情報や国会議員の国政調査権をネットワークとして使ってもらいたいと語る。天文館通りで、語らいのときを持ちながら夜が更けていった。

 翌朝、空路で国会に向かい、本会議に滑り込む。議題は内山代議士の登院停止30日の懲罰決議。

 国会の懲罰では「除名」の次に重い「登院停止」は最大が30日。最近では、チョンマゲの松浪健四朗代議士が本会議壇上からコップの水をかけて登院停止25日というのがある。

 どちらが「重い」行動だったかは難しいがいずれにしてもパワーゲームの中での攻防劇のひとつには違いない。国民から見れば、何をやっている!とお叱りをいただくこともしばしばあるが、これも国会内では厳しい心理戦として時には闘わねばならない。

 この懲罰動議の後、議長裁定が問題だったとして議長不信任案が提出されて本日は朝から「不正常」。予定されていた内閣委員会は開かれず、質問に立つはずだった予定も変更となりそうだ。会期の延長は12日間で決まりのようで、参院選投票日も1週間繰り延べとなる。

 マスコミから影響を聞かれるが、「決められたことに対して粛々と臨むだけ」と、つまらないコメントを発する。

 会期末に向けて混乱の様相を呈してきた国会。

 混乱期には、冷静さがモノを言う。

若き起業家の集う鹿児島から混乱の国会へ