第770号 2017年頭所感
新年あけましておめでとうございます。
◆選挙の一年
昨年は、新年早々の1月4日の通常国会召集となりました。
私は年明けから特命副幹事長として4月の衆議院北海道5区補選の担当者として、選挙対策実務に当たりました。
結果は惜敗となりましたが、当初は自民党候補が圧倒的優位と言われていた中、野党統一候補を擁立し、「野党VS与党の一騎打ち」という構図を作りだして接戦に持ち込むことができました。
また、ここで野党統一の成果と課題を知ることができたのは、参院選に向けての大きな収穫となりました。
3月末には、以前から取り組んできた野党結集のための調整が実り、民進党がスタートしました。
補選後の5月からは、参院選に向けて動き出しました。とくに、接戦とされた1人区については丁寧に対策を心がけました。
奈良では残念ながら及びませんでしたが、党として最重要と位置づけた選挙区では1選挙区を除き、すべて勝利を得ることができました。
しかし一方で、複数区含めて野党共闘の課題が更に浮き彫りになり、総選挙に向けて修正を迫られていることも実感しました。
参院選後は、代表選があり、9月21日、蓮舫新執行部体制で2度目の選対委員長を拝命しました。
就任当初から衆院選が近いとの判断のもと「候補者擁立」「選挙対策」「野党連携」の三点を、鋭意進めて参りました。
まさに、選挙に始まり選挙に終わった一年でした。
◆変わらないスタイルで
そして現在、全力を注ぐのは党内候補者の底力の引き上げです。しっかりとした候補者を育て、全国で国民の不満の受け皿、希望の道標となれるよう尽力して参ります。
また、引き続き生活に密着した課題にも取り組みます。
特に、自然エネルギー推進のための政策や福島第一原発事故対策、消費を向上させて景気回復を目指す経済政策、さらには安心のための年金改革の精緻化などは私のライフワークです。
通常国会では、天皇陛下の退位の法制度化が大きな問題となります。
私は民進党の皇位検討委員会の事務局長として論点整理を取りまとめました。
日本のはじまりの地、奈良から送り出して頂いた国会議員として、国会論戦では、歴史や伝統を踏まえたこの国の在り方を問い、天皇陛下のお考えに寄り添う、かつ、国民の理解を広く得られる制度作りを目指します。
早期の解散がなければ、奈良県では選挙区割りの大幅な変更が行われます。
1区には新たな自治体が加わりますが、今まで通り、お一人おひとりと向き合い、関係を結んでゆくスタイルに変わりはありません。
夏には奈良市で市長選挙と市会議員選挙が予定されています。民進党奈良県第1区総支部長として、いずれの選挙でも候補者の当選に向けて力を尽くします。
皆様にとって佳き年となるよう祈念いたします。(了)
スタッフ日記「やっぱり選挙が好き」
昨年を振り返ると、やっぱり選挙、選挙の年でした。
北海道5区の補欠選挙にはじまり、参院選、秋には東京10区、福岡6区の補欠選挙と、全国の選挙応援に明け暮れた感があります。
年とともに長期間の選挙応援が体にこたえるようになってきましたが、楽しみなこともあります。
それはその土地のおいしい料理を食べながら、各地から集まった秘書さんたちと、情報交換をしつつ、お酒を酌み交わすことです。選挙応援は、戦を通じ戦友となり、新たな同志が生まれる瞬間でもあるのです。
さて今年は、年明けの解散もありうるとの状況の中で新年を迎えます。いずれにせよ衆議院議員は常在戦場です。準備と覚悟はいかなる時も出来ているつもりです。
また今年は定数10減に伴って、全国的に選挙区の見直しが行われます。
奈良県の衆議院選挙区も今までの4から3へと減らされます。奈良1区にいずれの市町村が加わるのかも関心のひとつです。
私はふだんから「選挙が大好き」と公言しています。それは唯一この世に残された合法的な戦だからです。
戦に勝つためにどのような準備をし、いかに組み立てるか、その結果が得票数として明確に表れるというのは、常に身を正さなければならない緊張感も感じますが、一方で清々しくもあります。また、さまざまな方と出会うことで、新たなつながりも生まれてきます。
新年早々無粋な話で申し訳ありません。今年も代議士を支えて参ります。
今年が皆様にとって良き年となりますように。(スギ)